中國の科學(xué)者「世界の平均気溫上昇を1.5度未満に抑えるべき」―中國紙

人民網(wǎng)日本語版    2017年4月27日(木) 7時50分

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世界の溫暖化による乾燥地域と半乾燥地域に対する深刻な影響を抑制するためには、世界の平均気溫上昇を1.5度未満に抑えなければならず、先進(jìn)國がより多くの責(zé)任を負(fù)う義務(wù)がある。資料寫真。

蘭州大學(xué)大気科學(xué)學(xué)院の黃建平教授によると、「ここ100年の間に、世界の乾燥地域と半乾燥地域の気溫の上昇は濕潤地域よりも20?40%早いペースで進(jìn)んだものの、二酸化炭素の排出量は濕潤地域の約30%にとどまった。世界の気溫が2度上昇すると、乾燥地域と半乾燥地域は、トウモロコシの収穫量が減少したり、地表流出量が減少したり、乾燥が進(jìn)んだり、マラリアが流行したりすることになる」という。貧しく発展が遅れている乾燥地域と半乾燥地域から排出される溫室効果ガスは非常に少ないものの、そこで起きる気候?yàn)?zāi)害は高溫室効果ガスの排出が多い濕潤地域の先進(jìn)國より深刻なものとなる。世界の溫暖化による乾燥地域と半乾燥地域に対する深刻な影響を抑制するためには、世界の平均気溫上昇を1.5度未満に抑えなければならず、先進(jìn)國がより多くの責(zé)任を負(fù)う義務(wù)がある。上記の成果は24日発売の気候変動に関する研究論文を掲載する月刊誌「Nature Climate Change」に掲載された。光明日報(bào)が伝えた。

2016年4月、170カ國以上が、第21回気候変動?xùn)樈M條約締約國會議(COP21)で採択された「パリ協(xié)定」に署名した。同協(xié)定は、各國が気候変動の脅威に対する対策を強(qiáng)化し、産業(yè)革命前からの世界の平均気溫上昇を「2度未満」に抑え、さらに、平均気溫上昇「1.5度未満」を目指すとした。ただし、2度というのは世界の平均気溫で、各地域における適用性については今後の研究が待たれている。黃教授は、「パリ協(xié)定が定める平均気溫上昇『2度未満』というのは濕潤地域にあてはまるものの、乾燥地域と半乾燥地域は依然として溫暖化の大きなリスクを受ける。世界の平均気溫上昇を『1.5度未満』にすれば、乾燥地域と半乾燥地域が直面する可能性のある災(zāi)害の規(guī)模をかなり抑えることができる」との見方を示す。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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