2017年4月26日、中韓の間で問題となっている高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）の配備が奇襲的ともいえる未明の時(shí)間帯に行われたことに対して、韓國では疑問の聲が高まっている。これを受け、韓國?オーマイニュースは、THAADの主要構(gòu)成裝備の一つであるXバンドレーダー配備に際しての日本政府の対応を、韓國政府の今回の動きと比較し伝えた。

THAADの砲臺は、Xバンドレーダー?発射臺?迎撃ミサイル?発射制御裝置など大きく四つの裝備で構(gòu)成されいる。米韓両軍は26日、これら中核裝備を慶尚北道（キョンサンブクド）星州（ソンジュ）のTHAAD配備予定場所に搬入した。しかし近隣住民への説明會などは事実上、これまで一度も行われておらず、25日の夜に裝備搬入の事実をニュースで知った住民らは搬入阻止の座り込みを行ったが、結(jié)局26日午前4時(shí)40分ごろ、裝備は敷地內(nèi)に搬入された。

韓國政府は、THAAD配備の公式発表を數(shù)時(shí)間後に控えた時(shí)點(diǎn)で、配備地域自治體の住民を?qū)澫螭苏h明會を開催すると発表したのみだった。これに対し無所屬の金宗フン（キム?ジョンフン）議員は「このような狀況での住民説明會の開催は事実上不可能であり、政府もそのことを分からないはずはない」とし、住民説明會の開催通知が形式的なものにすぎなかったとの批判は無理もないと指摘した上で、「政府が住民説明會を開催する意思が本當(dāng)にあったのかは不透明」と述べた。

ではXバンドレーダー配備に際しての日本政府の対応はどうであったか。2012年9月17日の日米防衛(wèi)相會談で、Xバンドレーダーの日本における今後の配備のあり方を含め日米間で調(diào)整を継続することで一致した後、6カ月後の13年3月11日、配備予定地域の住民を?qū)澫螭恕⒊酩巫∶裾h明會が開催された。その後も日本は1年余りにわたって、少なくとも10回の住民説明會を開催している。最後の住民説明會は、Xバンドレーダー運(yùn)用開始日である14年12月26日の8カ月前だった。また日本政府は、住民に環(huán)境調(diào)査の結(jié)果を説明するため、8カ月をかけ4回にわたって、ノイズ?電磁波強(qiáng)度?水質(zhì)などの調(diào)査を?qū)g施していたと、オーマイニュースは詳説した。

この報(bào)道に対し、韓國のネットユーザーからは「韓國が米國の屬國ということを如実に表している」「國際的には韓國という國が世界からばかにされ、國內(nèi)的には國民が國からばかにされている」「これが有事作戦統(tǒng)制権（朝鮮半島有事の際の作戦統(tǒng)制権）のない韓國の姿」など、自國を卑下する意見が多く寄せられた。

また、「ここは日本でもなく先進(jìn)國でもない。ここは大韓民國、後進(jìn)國なのだ」「日本國民とのレベルの差ともいえる」「日本人との人間性の違いか？」など、日本との違いに関連した意見や、「しかし説明會を何百回やったとしても、住民は納得するだろうか？」とする意見もあった。（翻訳?編集/三田）