中國の王毅（ワン?イー）外相は米國のニューヨークで現(xiàn)地時(shí)間28日、國連安全保障理事會(huì)の閣僚級(jí)會(huì)合に出席し、朝鮮半島で高まっている緊張について、北朝鮮が一方的に起こしたものではないとして、関係各國すべてが責(zé)任を負(fù)ってこそ、半島の非核化を早い時(shí)期に実現(xiàn)できるとの考えを示した。

王外相は半島情勢(shì)の現(xiàn)狀について、「火がつけば急転直下して収集のつかない事態(tài)になる」可能性が高いと指摘し「歴史における、このような痛ましい教訓(xùn)は多い」として、強(qiáng)く警戒する必要があると指摘。

北朝鮮の動(dòng)向については、核兵器を拡散させないシステムを維持することに意義があるとして、中國は北朝鮮が核兵器を開発したり保有することに斷固として反対すると論じた。

北朝鮮に核兵器保有を斷念させる方策としては「武力で対立を解決することは不能。かえって大きな災(zāi)難をもたらす。対話と交渉こそが唯一の解決策」と主張。2003年から07年5月までは対話が行われていたとして、05年に中國、北朝鮮、日本、韓國、ロシア、米國による6者會(huì)合で、北朝鮮が核兵器開発と保有を全面的に放棄することで合意された「9．19共同聲明」の重要性を強(qiáng)調(diào)した。

朝鮮半島問題と中國のかかわりについては「中國は直接に対立を起こしている側(cè)ではない。半島の核問題の鍵を中國が握っているわけではない」と主張する一方で「中國は半島の近隣國であり半島の平和と地域の安定に対しての責(zé)任を持つという意味で、半島の核問題の交渉による解決を推進(jìn)するために、不斷の努力をしている」と述べた。

問題の現(xiàn)狀については、中國がこのところ主張している、朝鮮半島の非核化と半島の平和メカニズムを交渉により同時(shí)に成立させる「雙軌並行」と、そのための突破口になるとする北朝鮮が核実験を、米韓が軍事演習(xí)をまずは自粛する「雙暫停」が有効と主張。その上で、朝鮮半島の緊張は「（北朝鮮が）一方的に起こしたものでない。問題を解決する責(zé)任を一方だけに押し付けることはできない」と、米國などにも責(zé)任があるとの考えを示した。

王外相はその上で、「中國語の『危機(jī)』はという言葉には『危うい』と『機(jī)會(huì)』の2つの意味を持ち合わせる」と説明し、現(xiàn)在の危機(jī)的狀況はすなわち、対話を復(fù)活させることを真剣に考える時(shí)期が到來したことを意味すると主張した。（翻訳?編集/入越）