2008年4月11日、10日付香港?経済通によると、10日の上海外國(guó)為替市場(chǎng)で人民元の対米ドル相場(chǎng)は現(xiàn)地時(shí)間17時(shí)30分現(xiàn)在の終値で1米ドル6．9915元をつけ、05年7月の切り上げ後初めて6元臺(tái)に突入した。

【その他の寫真】

中國(guó)人民銀行（中央銀行）が同日朝に発表した取引の仲値となる基準(zhǔn)値も1米ドル6．9920元と、6元の大臺(tái)を突破。10日付新浪網(wǎng)は、「通貨當(dāng)局が元高容認(rèn)の姿勢(shì)を示していることの表れだ」とする専門家の見(jiàn)方を掲載した。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院中國(guó)経済評(píng)価センターの劉●輝主任によると、07年の切り上げ以降、人民元の対米ドル相場(chǎng)は緩やかに上昇してきたが、1米ドル7．5元臺(tái)までは米ドル安による受動(dòng)的な上昇の色合いが濃かった。しかし07年10月以降は上昇ペースが明らかに加速した。中國(guó)國(guó)內(nèi)では07年末からインフレ懸念が高まっており、當(dāng)局は元上昇を容認(rèn)することで、國(guó)內(nèi)の過(guò)剰流動(dòng)性を緩和させ、インフレ抑制につなげたい考えとみられる。（●は火偏に日＋立）

ただ元高が進(jìn)めば、中國(guó)の経済成長(zhǎng)を支える輸出産業(yè)の落ち込みは必至との聲も聞かれる。中國(guó)の輸出の柱とされる繊維産業(yè)は、元高に加え、人件費(fèi)上昇などが響いて収益力が急速に低下している。靴メーカーが多く集まる広東省では、コスト上昇に耐えられずに工場(chǎng)を閉鎖、移転する企業(yè)が相次いでいるという。専門家は「元高は、繊維産業(yè)に限らず、低価格を強(qiáng)みとしている多くの輸出企業(yè)の収益を圧迫するだろう」と指摘した。（翻訳?編集/HI）