2017年4月27日、臺(tái)灣の蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)がトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と電話會(huì)談を行いたいとの意思表示をしたと伝えられたのに対し、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はこれに応じない考えを示した。臺(tái)灣?中時(shí)電子報(bào)が伝えた。

環(huán)球時(shí)報(bào)が臺(tái)灣メディアの報(bào)道として伝えたところによると、蔡総統(tǒng)は同日、「われわれは米國(guó)政府と直接コミュニケーションを取る機(jī)會(huì)がある。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)本人に電話するチャンスも排除していない」と発言した。実現(xiàn)すれば昨年12月に続く電話會(huì)談となるが、同大統(tǒng)領(lǐng)は米中関係への影響を考慮し、會(huì)談に否定的な考えを表明。中時(shí)電子報(bào)によると、大統(tǒng)領(lǐng)は「自分と習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席との関係は良好で、彼はわれわれが大きな困難を乗り切るために最善を盡くそうとしている」「習(xí)主席との間にもめ事を引き起こしたくない」などと語ったという。これらの発言から中國(guó)は北朝鮮の核実験やミサイル発射の抑止に向けて策を講じているところとみられている。

昨年12月の蔡総統(tǒng)との電話會(huì)談後、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)（當(dāng)時(shí)は次期大統(tǒng)領(lǐng)）は「一つの中國(guó)」原則に疑問を投げ掛ける発言を行っていたが、就任後は一転。今年2月に同原則の支持を習(xí)主席に伝え、今月は米フロリダ州で米中首脳會(huì)談が行われた。（翻訳?編集/野谷）