2018年4月3日、中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)はこのほど、米國は「不公正な貿(mào)易慣行を続けている」と中國を非難しているが、実際には米國こそが不公正な手段をとって中國企業(yè)を排斥していると報(bào)じた。

同方威視技術(shù)は、空港などの保安検査場で使用される検査設(shè)備を開発?販売している中國企業(yè)で、その製品は世界150カ國?地域で採用されている。爆発物や武器などの制限品物の有無を検査する設(shè)備で2016年のシェアは世界3位。各國の空港のほか、オリンピックなど多くの國際イベント會場でも採用されている。

獨(dú)自の特許や技術(shù)も所有し、世界的にもトップクラスの企業(yè)と言えるが、米國の市場にはほぼ參入できていない。ごく一部のホテルやスーパーで例外的に採用されてはいるものの、空港などではまったく採用されていない。

同方威視技術(shù)の王衛(wèi)東（ワン?ウェイドン）副総裁は、「中國の保安検査設(shè)備は米國市場で公正とは言いがたい扱いを受け続けている」と話す。中國企業(yè)はここ10年、米國運(yùn)輸保安庁（TSA）の認(rèn)証はまったく得られず、その理由も明らかにしてもらえないという。

王副総裁は「認(rèn)証審査が厳しいというのは単なるこじつけで、米國は一方的に中國に対する警戒心を抱き、國家安全保障という政治的な障壁で中國の企業(yè)を米國市場から不當(dāng)に排除しているのが実情だ」と述べた。

また、「米國と違い、中國の空港保安検査場では中國製の設(shè)備も米國製の設(shè)備も歐州製の設(shè)備も同じように採用されている。米國に市場開放を呼びかけ、公正かつ透明性の高い対応を期待している」と話した。（翻訳?編集/岡田）