中國に助力求めるトランプ大統(tǒng)領、米海軍の南シナ海巡視活動を停止―米紙

Record China    2017年5月8日(月) 14時20分

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7日、オバマ前大統(tǒng)領の外交姿勢を「弱腰」と批判していたトランプ大統(tǒng)領が、米海軍の南シナ海巡視活動を停止し、中國の意思に沿う行動を取っている。寫真はホワイトハウス。

2017年5月7日、ラジオ?フランス?アンテルナショナル(RFI)によると、トランプ米大統(tǒng)領はかつてオバマ前大統(tǒng)領の外交姿勢を「弱腰」と批判していたが、このほど北朝鮮の核問題に関連して中國に助力を求め、米國は南シナ海の巡視を停止した。

ニューヨーク?タイムズによると、米海軍は中國が領有権を強く主張している南シナ海の黃巖島(スカボロー礁)周辺12カイリ內での巡視活動を米政府に要望したが、國防総省から拒絶されたという。北朝鮮の核問題がトランプ大統(tǒng)領を習近平(シー?ジンピン)國家主席の意思に沿わせる格好となっている。

大統(tǒng)領選挙中には、中國を「為替操作國」に認定するとし、対中貿易赤字の問題でも強硬的な姿勢を取っていたが、わずか3カ月余りの間に北朝鮮問題が大きくクローズアップされ、北朝鮮に強い影響力を持つとされる中國に助けを求めるようになっている。

ティラーソン國務長官は、中國の人工島建設や軍事化についてロシアのクリミア併合を引き合いに出し、「トランプ政権は中國に対して明確なメッセージを出す必要がある」としていたが、現在に至ってそれらは重要ではなくなってしまった。(翻訳?編集/岡田)

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