一人で食事を済ませ、一人で眠り、一人で都會(huì)をさまよいながら生きていく。このような人々は、「80後（1980年代生まれ）」なら「アリ族」と呼ばれ、「90後（1990年代生まれ）」になると「空の巣青年」という名前に変わる。呼び名はどうであれ、「孤獨(dú)?寂しい」といった言葉が彼らの「基本仕様」となっているようだが、これは本當(dāng)のことだろうか？中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

淘寶網(wǎng)（タオバオ）は3日、「中國(guó)空の巣青年図鑑（以下、『図鑑』）」を発表した。ビッグデータに基づき、故郷を離れ都會(huì)で就労している20歳から39歳までの「空の巣青年」5000萬(wàn)人を?qū)澫螭?、地理的な位置や消費(fèi)行動(dòng)などの面で掘り下げた調(diào)査?分析が行われた。

〇5000萬(wàn)人に上る「空の巣青年」、多くが1990年代生まれ

「図鑑」によると、中國(guó)の「空の巣青年」の數(shù)は、すでに5000萬(wàn)人を上回った。彼らのうち、男性は女性の2倍に相當(dāng)する64％を占めている。90後の割合は61％に達(dá)し、彼らが「空の巣青年」の代弁者となったことは疑う余地がない。

地域別にみると、深センは北京や上海を上回り、「空の巣青年」が最も多い都市となった。蘇州、鄭州、東莞などの産業(yè)集約型都市も、続々とトップ10入りを果たした。最終的に、「深センで暮らす90後男性」が、「中國(guó)空の巣青年」の最多を占め、その人數(shù)は113萬(wàn)人に達(dá)した。

「空の巣青年」は、深夜に淘寶網(wǎng)でオンラインショッピングを心から楽しんでいるだけではなく、ユニークな特殊技能をシェアすることを好むという実態(tài)が、「図鑑」から明らかになった。彼らは、臺(tái)灣の超人気バンド「メイデイ（五月天）」をこよなく愛し、クールで魅力的な香港の歌手?陳奕迅（イーソン?チャン）も大好きだ。彼らは時(shí)には落ち込むことがあるが、たいていは自嘲しているうちに完全に立ち直ることができる。食事に関しては、こだわりはほぼ皆無で、安いチャーハンとハンバーガーでお腹も心も満たしている。

日常生活の「空白」を埋めるためには、食べるという解決方法はなくてはならないものだ。アリババの統(tǒng)計(jì)データによると、空の巣青年はおやつを買う習(xí)慣があり、「おやつ」は、彼らがオンラインで購(gòu)入する商品TOP5にランクインした。意外なことに、おやつ、3C（コンピューター、通信、消費(fèi)電子製品）、衣服のほか、「空の巣青年」は、「自宅宅配?出張サービス」を利用する傾向が高い。彼らはひんぱんに、果物?野菜の保冷配送や自宅出張マッサージサービスを利用している。

〇「空の巣青年」が様々な特殊技能をシェアするのは「必然の道」

統(tǒng)計(jì)データによると、過去1年間、「空の巣青年」のうち、淘寶網(wǎng)での購(gòu)入額が1カ月5000元前後に達(dá)した人は80％を上回った。90後を主流とする「空の巣青年」の多くは、社會(huì)人になったばかりで、家賃や基本生活費(fèi)を除いた1カ月分の給料のほぼ全部がそれに消えてしまい、生え抜きの「ネット原住民」となる。

社交の面では、「空の巣の青年」は決して孤獨(dú)ではない。アリババの統(tǒng)計(jì)データによると、フリマアプリ「閑魚」の「特殊技能シェア」欄のうち、技能の80％以上は「空の巣青年」から提供されており、約150萬(wàn)種類の技能がシェアされている。

「空の巣青年」の間で最も人気があるシェア技能は、家庭教師、IT技能（PC修理）、ゲーム技術(shù)向上サービスなどだった。

孤獨(dú)な日々を送る「空の巣青年」は、既婚者や戀愛中の人々に比べ、社會(huì)に接觸したいという意欲がより強(qiáng)い。彼らは、自己表現(xiàn)に対する強(qiáng)烈な欲求を抱いており、自分の感覚を何よりも重視している。また、新しい友達(dá)と知り合い、新しいコミュニティに參加することを楽しみにしている。さらに、一部の人々は、「一人暮らし」はライフスタイルにおける選択肢の一つであるだけでなく、新社會(huì)人が成長(zhǎng)プロセスで出合う「避けては通れない道」だと考えている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KM）