2017年5月9日、米華字ニュースサイト多維新聞は、第19代韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)に就任した文在寅（ムン?ジェイン）氏について「中韓関係改善の転機(jī)になるか」と題する記事を掲載した。

文氏は就任早々、多くの課題に直面する。樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)を支えた保守勢(shì)力は依然として強(qiáng)い、國(guó)內(nèi)政治の分裂を防ぎ、國(guó)民の団結(jié)を進(jìn)めることに力を使うだろう。北東アジア情勢(shì)も複雑化している。北朝鮮の核問題解決、中韓関係の改善が待ち受ける。在韓米軍への高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）配備でこじれた中國(guó)との関係も調(diào)整が必要だ。

中韓関係の改善は、外交政策の重點(diǎn)となる。中國(guó)は最近、渤海海域で軍事演習(xí)を?qū)g施。韓國(guó)の新政権に対し、THAAD計(jì)畫を進(jìn)めれば何らかの対抗措置を取ること、前政権の遺産とはいえ引き続き対応姿勢(shì)は変わらないことを明確に意思表示したとみられる。さらに、新政権にとって國(guó)內(nèi)景気の回復(fù)も急務(wù)だ。韓國(guó)経済にとって中國(guó)は不可欠だが、関係が冷え込む今、早期の景気回復(fù)は難しい。

米韓、中韓、さらに「三角関係」をどう処理するか。樸政権時(shí)代は米國(guó)に一方的に頼り、中國(guó)には心情面で頼り、板挾みの狀態(tài)だった。3カ國(guó)のバランスを取り、潤(rùn)滑油となることこそ韓國(guó)の役目だった。韓國(guó)の外交官は「小國(guó)の悲哀だ」と話し、自主決定権などないという。文氏率いる新政権の未來は、選挙戦中にぶち上げたほど大きくないといえよう。（翻訳?編集/大宮）