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大気中に浮遊するほこりは通常、環(huán)境問題とみなされる。だがその欠如が中國の大気汚染をかなり悪化させているとする新しい研究結果が発表された。寫真はスモッグでかすむ北京の天安門。
2017年5月16日、大気中に浮遊するほこりは通常、環(huán)境問題とみなされる。だがその欠如が中國の大気汚染をかなり悪化させているとする新しい研究結果が発表された。英BBCの中國語ニュースサイトが伝えた。
學術誌ネイチャー?コミュニケーションズに掲載された研究によると、空気中のほこりが少ないということは太陽放射が地面に多く當たることを意味し、その結果として風速が低下する。風が少なくなると、中國の人口が多い地域では大気汚染の蓄積につながる。研究者らはほこりのレベルが低下すると、その地域の人為的汚染が13%増加することを発見した。
中國のほこりの多くはゴビ砂漠から飛來する。研究者らがモデルを使用してこの地域の150年間の風やほこりを調べたところ、ほこりが太陽光を散亂させることが分かった。米パシフィック?ノースウェスト?ナショナル?ラボラトリーの研究者、楊陽(ヤン?ヤン)氏は「空気中のほこりが少ないほど、日射量が多くなり、陸と海の溫度差が弱まり、風の循環(huán)に影響する。風が弱くなると、中國東部で空気が停滯し大気汚染が増える」と説明している。(翻訳?編集/柳川)
內藤 康行
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