2017年5月17日、ラジオ?フランス?アンテルナショナル（RFI）によると、フィジー共和國(guó)が臺(tái)灣に設(shè)置する外交窓口である在中國(guó)貿(mào)易?観光代表事務(wù)所が10日、事前発表もないまま臺(tái)灣から撤退していた。

國(guó)民黨所屬の立法委員（國(guó)會(huì)議員）?盧秀燕（ルー?シウイエン）氏はこの事案を立法院で取り上げ、「中國(guó)の『一帯一路』が原因だとする説や、蔡英文（ツァイ?インウェン）政権が進(jìn)める『新南向政策』にフィジーが反発したとの説がある」と指摘した。

臺(tái)灣當(dāng)局の外交部門(mén)は、フィジーが外交窓口を廃止したのは経済的な問(wèn)題が理由だと聞いているとするが、盧氏は、フィジーは外交窓口を廃止しただけでなく、在中國(guó)大使館の職員が臺(tái)灣に來(lái)て事務(wù)所廃止を手伝っていたとし、その場(chǎng)にいた外交官に質(zhì)問(wèn)したところ、廃止の理由は明らかにできないと応じられたと述べた。

臺(tái)灣外交部門(mén)の呉志中（ウー?ジージョン）政務(wù)次長(zhǎng)は、殘念ではあるが、フィジーの決定を尊重するとし、外交部門(mén)としてはフィジーが経済的な理由から窓口を廃止したものと信じていると述べた。また、これを契機(jī)にドミノ効果が生じるようなことはないと見(jiàn)ていると、盧氏の質(zhì)問(wèn)に回答した。なお、臺(tái)灣の在フィジー代表事務(wù)所は廃止していないという。

一方、中國(guó)外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官は記者會(huì)見(jiàn)で、フィジーの外交窓口が臺(tái)灣から撤退することについて、「一つの中國(guó)」の原則は國(guó)際社會(huì)でも大勢(shì)となっているとするだけで、中國(guó)の圧力を問(wèn)うメディアの質(zhì)問(wèn)に対しては回答を避けた。

フィジーをめぐっては、中國(guó)と臺(tái)灣の間でシーソーゲームが続いていたが、中國(guó)の「一帯一路」サミットにはフィジーのフランク?バイニマラマ首相が訪問(wèn)団を率いて出席。16日には習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席との會(huì)談が実現(xiàn)し、両國(guó)の協(xié)調(diào)を強(qiáng)化することが確認(rèn)されている。（翻訳?編集/岡田）