中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は17日、米空軍の大型無(wú)人偵察機(jī)「RQ?4グローバルホーク」が東京の橫田基地に配備されたと報(bào)じた。記事はグローバルホークについて「ハエのようわが國(guó)周辺空域に出現(xiàn)する」などとして不快感を示した。

記事は、米軍のグアム島アンダーセン空軍基地に所屬するグローバルホーク5機(jī)が10月末まで橫田基地に配備されると紹介。米軍側(cè)の説明として「臺(tái)風(fēng)など悪天候を避けるためと同盟國(guó)への義務(wù)履行、地域の安定のため」と紹介した。

グローバルホークを開(kāi)発し製造しているのは米ノースロップ?グラマン社。初飛行は1998年で運(yùn)用開(kāi)始は04年。巡航速度は時(shí)速635キロメートルだ。通常のジェット旅客機(jī)が時(shí)速1000キロメートル程度で巡航することに比べると相當(dāng)に遅い。しかし最大で40時(shí)間以上飛行でき、航続距離は2萬(wàn)6000キロメートル。同機(jī)は「米國(guó)本土から世界のどこにでも飛んで行って偵察できる」とされている。

記事によると、グローバルホークは南シナ海や東シナ海にもしばしば出現(xiàn)し、軍事関連の畫(huà)像を撮影したり電波情報(bào)を収集したりしている。特に、中國(guó)が南シナ海における人工島建設(shè)に本格的に著手した2012年からは飛來(lái)することが多くなった。これまでに、海軍南海艦隊(duì)に所屬する戦闘機(jī)のJ?11BH（殲?11BH）や戦闘爆撃機(jī)のJH?7（殲轟?7）が、発見(jiàn)したグローバルホークを追い払ったこともあるという。

記事は「グローバルホークはハエと同じようにわが國(guó)周辺空域に出沒(méi)する」「幽霊のようだ」などと、不快感をあらわにしている。またグローバルホークは高度1萬(wàn)8000メートル程度で飛行しているので、実用上昇限界が1萬(wàn)6000キロメートルのJH?7や1萬(wàn)8000メートルのJ?11BHが対応するのは危険が伴うなどと説明した。

さらに、中國(guó)側(cè)がグローバルホークに対応するためJ?11BHを発進(jìn)させた場(chǎng)合、米軍側(cè)は艦載機(jī)のF/A?18などを発進(jìn)させる場(chǎng)合もあると紹介?！袱长韦瑜Δ市袆?dòng)はより危険だ。なぜなら有人機(jī)は自主性が強(qiáng)く、後方の地上から操縦される無(wú)人機(jī)に比べ臨機(jī)応変であり、侵略性はさらに強(qiáng)い」として、米軍を非難した。

アンダーセン空軍基地が保有するグローバルホークは計(jì)6機(jī)だ。記事は、うち5機(jī)までが暫定的に橫田基地に配備された理由について「東北アジアの某半島に近い」と指摘。米軍が現(xiàn)在、最も重視しているのは北朝鮮の動(dòng)向を探ることとの考えを示した上で、「中國(guó)だけでなくその他の國(guó)も『のぞき見(jiàn)』をされる。いずれの國(guó)も警戒を高め、思いのままにさせることを阻止することになる」と主張した。（翻訳?編集/入越）