元慰安婦支援事業(yè)、行政の責任回避で宙に、韓國政府設(shè)立の財団では日本の拠出金を運営費に流用

Record China    2017年5月19日(金) 19時30分

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韓國で元慰安婦の支援事業(yè)をめぐって行政が責任を回避し肝心の事業(yè)が宙に浮く事態(tài)が発覚。日本政府が10億円を拠出し韓國政府が設(shè)立した支援財団では、拠出金が運営費に流用されていた。寫真は韓國の元慰安婦らが共同生活を送るナヌムの家。

2017年5月19日、元慰安婦の支援事業(yè)で行政が責任を回避し肝心の事業(yè)が宙に―。韓國でこんな事態(tài)が発覚し、物議を醸している。元慰安婦支援をめぐっては日本政府が10億円を拠出し韓國政府が設(shè)立した財団でも、拠出金が運営費に流用されていたことが明らかになっている。

責任回避の舞臺となったのは、元慰安婦らが暮らす「ナヌムの家」がある韓國北西部の京畿道。韓國メディア?內(nèi)外日報によると、「ナヌムの家」が4月、ホスピスの病室6部屋を設(shè)置する予算支援を京畿道に要請したのが発端だった。

京畿道から何の回答もなかったため、「ナヌムの家」は4月26日に道議會の多數(shù)黨である「共に民主黨」に対して、予算支援を要請。これを受け、同黨は黨の政策事業(yè)として確定し、関連予算8億7000萬ウォン(約8800萬円)を今年の第1回追加補正予算案に優(yōu)先的に入れるよう京畿道に文書を送付した。

ところが京畿道は今年の追加予算案に盛り込まなかっただけでなく、約20日が過ぎても擔當部署すら決めないまま。京畿道と療養(yǎng)施設(shè)を擔當する部署は「元慰安婦らは高齢だが、慰安婦という特性のため女性家族部と連攜する部署が擔當すべき」と主張し、女性関連部署は「ホスピスは醫(yī)療施設(shè)であり、保健関連の部署や高齢者関連の部署が擔當している」として責任を回避した。

この結(jié)果、ホスピス病室の設(shè)置計畫が白紙に戻る可能性が浮上?!弗圣胎啶渭摇工违ⅴ?シングォン所長は「元慰安婦らは平均年齢が90歳を超えており、幼いころから長期的に繰り返し受けた集団性的暴力のトラウマに加え、さまざまな老人病を患っている。集中療養(yǎng)とケアサービスが必要だ」と訴えているという。

一方、日本メディアによると、15年12月の慰安婦問題に関する日韓合意に基づき設(shè)立された「和解?癒やし財団」では、今年度の運営費が國會審議で全額削減された。このため、日本政府拠出の10億円の一部を運営費に充てざるを得ない事態(tài)に陥っている。

昨年7月設(shè)立の財団については、事務(wù)所の賃借料など運営にかかる費用は韓國政府が全額を負擔。10億円はすべて元慰安婦の支援事業(yè)などに使われることになっていた。

韓國政府は16年度、運営費として約1億5000萬ウォン(約1500萬円)を支出。17年度は約4億ウォン(約4000萬円)を政府予算案に計上したが、樸槿恵?前政権下で最大野黨だった「共に民主黨」が反発し、國會審議で全額削減されたため、拠出金の一部を使うことになった。

財団は理事長を含めて10人の理事で構(gòu)成されていたが、2人がすでに辭任した。財団関係者によると、日韓合意や財団に対する批判が高まったためで、財団の事業(yè)継続が困難になる恐れもあるという。(編集/日向)

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