中國のチャットアプリ?微信（Wechat）で20日、日本の秩序に関するコラムが掲載され、中國人留學生から見た日本やその體験談が紹介されている。

日本に留學していた數(shù)年間で印象に殘っている出來事がある。毎週末アルバイトを終え終電で寮に帰っていたが、駅員はいつも私に向かって會釈し「おやすみなさい」と聲をかけてくれた。深夜で人もまばらで私にあいさつしなくても誰にも気づかれないのに、駅員はいつも所定の位置に立ち、あいさつしてくれた。

何が彼をそうさせているのか、一言で言うと日本の秩序と國民の教養(yǎng)だろう。日本に留學し、「一人一人が秩序を守ろうとすれば環(huán)境は改善され、調和が取れた社會になる。そして生活の質も向上する」との考えが芽生えた。

日本では至る所で秩序や規(guī)則正しさを感じることができる。路線バスが長時間停車する際は、真夏でもエンジンを切った狀態(tài)で待機している。運転手にその理由を聞いたところ、「資源をむだ遣いしないよう、発車3分前までエンジンを切っている」と教えてくれた。日本では規(guī)制されていないことでも自主的に取り組む企業(yè)が少なくない。規(guī)則を明文化しなくても、人びとが自分のモラルに照らし合わせて規(guī)則通りの行動をとる。これにより規(guī)則正しい社會が形成されている。

日本にはまじめな人が多い。近道があったとしても一歩一歩地に足をつけて前進している。利益の面では中國人は日本人よりも速いスピードで進んでいるのかもしれない。しかし、中國人が利益を第一に考え急速に前進している一方で、日本人は技術を磨き力をつけ基礎を固めている。日本人は目先の利益ではなく、將來を見據(jù)えて行動しているのだ。（翻訳?編集/內山）