2017年5月24日、米國(guó)のユダヤ系人権団體「サイモン?ウィーゼンタール?センター」のエイブラハム?クーパー副所長(zhǎng)は、日本記者クラブで會(huì)見(jiàn)し、タイや臺(tái)灣などの若者がナチス?ドイツの軍服を著ている寫真や、ユダヤ人への偏見(jiàn)がこもったメディアの風(fēng)刺畫を提示。反ユダヤ主義やナチス禮賛の風(fēng)潮が世界各地ではびこっていることに警鐘を鳴らした。

【その他の寫真】

米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)がイスラム教の一部の國(guó)からの入國(guó)を制限したことについて「米國(guó)に在住資格を持つ人も入國(guó)できなくなり、大きな失敗だった」と批判?！该裰髦髁xの國(guó)に移り住みたい人なら、どの宗教であれ、身元を確認(rèn)した上で受け入れるべきだ」と言明した。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が最初の外國(guó)訪問(wèn)として、中東を歴訪したことを高く評(píng)価?！笇熡脵C(jī)のエアフォース?ワンがサウジアラビアからイスラエルの空港に直接降り立ったのは強(qiáng)力なメッセージだった」と強(qiáng)調(diào)した?！甘澜缰肖巧駥W(xué)に基づく憎しみが増幅している。果たしてこれが改善する兆候があるのか、見(jiàn)守っていきたい」と続けた。

サイモン?ウィーゼンタール?センターは、ユダヤ人迫害の歴史を語(yǔ)り継ぎ、反ユダヤ主義の動(dòng)向を監(jiān)視する役割を擔(dān)っている。クーパー副所長(zhǎng)は、15年2月に來(lái)日した際、日本記者クラブでの會(huì)見(jiàn)で「私たちはまったく新しい時(shí)代に入った。國(guó)の領(lǐng)土とか関係ない。テロリストは個(gè)々の政府を変えようという特定の目的はなく、世界の體制を変えることなど彼らの考えるイスラム法が支配する體制を目指している。イスラム教徒に対しても様々な破壊行為を働いている。IS（イスラム國(guó)）やアルカイダは新しい価値観で既存の世界秩序をつくりかえようとしており、ナチスのやろうとしたことと違わない」と警告している。

さらに14年2月の來(lái)日時(shí)には「東京で行われたヘイトスピーチや幼稚園前の人種差別デモは世界中に拡散される。過(guò)激派は“憎悪”をネット上に仕掛けている。米國(guó)の同盟國(guó)である民主國(guó)家日本は人種差別やヘイトスピーチ問(wèn)題の源ではなく、解決策の源になってほしい」と要望。慰安婦問(wèn)題にも觸れ、「私が住んでいる米國(guó)ロサンゼルスでは韓國(guó)人コミュニティがあり、苦痛や怒りは相當(dāng)大きい。元慰安婦とされる方々と日本の適切なレベルの高官が話し合いの場(chǎng)を持ち、連帯感を示せば、若い世代の韓國(guó)人へ何らかのよいメッセージが出るのではないか。日本でも人道的な面に関心があることを知ってもらうのはいいことだ」と述べている（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。