<直言!日本と世界の未來>ユニバーサルデザインによる人間視點(diǎn)の社會づくり=誰もが利用できる製品?環(huán)境目指す―立石信雄オムロン元會長

立石信雄    2017年5月28日(日) 10時30分

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近年、ユニバーサルデザインへの関心が高まってきている?!袱扦毪坤倍啶稳摔每赡埭扦ⅳ毪瑜Δ搜u品、建物、空間をデザインすること」と定義されているが、體格や能力、年齢、性別の違い、障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる製品や環(huán)境の創(chuàng)造を目指している。

近年、ユニバーサルデザイン(UD)への関心が高まってきている。UDは、提唱者である米ノースカロライナ州立大學(xué)の故ロナルドーメイス氏によって「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」と定義されているが、體格や能力、年齢、性別の違い、障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる製品や環(huán)境の創(chuàng)造を目指している。身體障害者や高齢者にとっての障壁。(バリアー)を取り除くといった、いわゆるバリアフリーの発想とは異なった概念だ。

UDは企業(yè)にとっても顧客満足につながる考え方として、事業(yè)や商品への取り組みが増えてきており、経済産業(yè)省によるとその市場規(guī)模は25年には少なくとも16兆円規(guī)模と見込まれている。

 

企業(yè)のほか多くの地方自治體においても、UDの取り組みが進(jìn)められている。例えば、熊本県。私は熊本ユニバーサルデザインシンポジウムに講師としてお招きいただいたことがあるが、「すべての人のためのまちづくり」をテーマに、インターネットでUDのアイデアを募集したり、小學(xué)校の授業(yè)にUDを取り入れたり、文字通り県を挙げての取り組みが印象的であった。

 

さらに、大學(xué)においても千葉大學(xué)をはじめUDを授業(yè)や研究テーマに取り入れるところが増えてきている。2004年に開學(xué)した靜岡文化蕓術(shù)大學(xué)は、開學(xué)の精神にUDを掲げた國內(nèi)初の大學(xué)で、靜岡県、浜松市、地元産業(yè)界が協(xié)力して運(yùn)営に當(dāng)たっており、デザイン學(xué)部の共通科目としてUDの授業(yè)が組み込まれているとのことだ。

 

このようにUDの考え方が広まってきた背景には、高齢化や身體障害者の増加が大きな要因であるのは間違いないが、さらにグローバル化や技術(shù)革新、ライフスタイルや価値観の多様化といったこと背景にある。様々な価値観を持った多様な人々がともに快適に暮らすことができる社會を?qū)g現(xiàn)するための、いわば人間視點(diǎn)の発想としてUDが生まれてきたと言える。

 

UD研究の第一人者である英國王立蕓術(shù)大學(xué)のロジャー?コールマン教授によると、様々な歴史や文化、言語、宗教を持つ歐州では、障害者や高齢者に限らず多様な人々のインクルーション(包括)が大きな課題であり、UDもそういった意味を込めてインクルーシブデザインとかデザインーフォー?オールと呼んでいるとのことである。

 

これからの社會では、物質(zhì)的な豊かさから精神的な豊かさを求める社會的ニーズが高まってくる。UDが単にモノやサービスのデザインにとどまらず、その根底に流れる。人間性尊重の思想として、ますます社會に広まっていくことが、日本経済に活力を與え、社會全體の幸福につながるものと考えている。

立石信雄(たていし?のぶお)

1936年大阪府生まれ。1959年同志社大學(xué)卒業(yè)後、立石電機(jī)販売に入社。1962年米國コロンビア大學(xué)大學(xué)院に留學(xué)。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン)取締役。1995年代表取締役會長。2003年相談役。日本経団連?國際労働委員會委員長、海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長など歴任。「マネジメントのノーベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)「The Taylor Key Award」受賞。同志社大學(xué)名譽(yù)文化博士。中國?南開大學(xué)、中山大學(xué)復(fù)旦大學(xué)、上海交通大學(xué)各顧問教授、北京大學(xué)日本研究センター、華南大學(xué)日本研究所各顧問。中國の20以上の國家重點(diǎn)大學(xué)で講演している。

■筆者プロフィール:立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會社)取締役。1995年代表取締役會長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長など歴任?!弗蕙庭弗幞螗趣违惟`ベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會)名譽(yù)會長。エッセイスト。

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