2017年8月4日、夏本番を迎えた韓國(guó)でアイスクリームやかき氷が相次いで値上げされ、1萬(wàn)ウォン（約980円）を超えるものも珍しくなくなってきた。そうした中、ソウル市內(nèi)の一部ホテルでは5萬(wàn)?6萬(wàn)ウォン（約4900?5800円）のかき氷も登場(chǎng)した。韓國(guó)?ニューシスが伝えた。

夏の韓國(guó)では「パッピンス」と呼ばれるかき氷がメジャーなデザートで、街のあちこちで見(jiàn)掛けることができる。日本でも人気の「ソルビン（雪氷）」では、メロンの皮を器に使用した「いちごチーズメロン雪氷」などの新メニューが人気だ。しかしこの一品、価格は1萬(wàn)4900ウォン（約1460円）、時(shí)に夕食よりも高くついてしまう。そして最近はさらなる高級(jí)路線も登場(chǎng)、ソウル市內(nèi)の各有名ホテルでは「サングリア?アフタヌーンティー（かき氷とデザート）」を5萬(wàn)8000ウォン（約5700円）、「チーズケーキマンゴーかき氷」を4萬(wàn)9000ウォン（約4800円）、「マッコリかき氷」を4萬(wàn)ウォン（約3900円）などで販売しているそうだ。

韓國(guó)消費(fèi)者団體協(xié)議會(huì)?物価監(jiān)視センターによると、以前は庶民的な食べ物だったかき氷が今年に入って質(zhì)?量とも高級(jí)化し、価格が急上昇したことが分かった。大手コーヒー?かき氷チェーンはこの夏、かき氷メニューを4．7?19．4％値上げして販売している。

こうしたチェーンの多くは原材料価格の高騰を値上げの理由に挙げているが、物価監(jiān)視センターはこれを「妥當(dāng)性がない」と批判している。かき氷に主に使われるマンゴーやイチゴ、ブルーベリーなどの価格は1年前に比べむしろ下落しているからだ。センターは、今後もかき氷などデザート価格を持続的にモニタリングし、消費(fèi)者に情報(bào)提供を行っていく方針を明らかにした。

この報(bào)道に、韓國(guó)のネットユーザーからは「ここまで高いとフルーツを箱買(mǎi)いするのと値段が変わらない」「これは詐欺レベル」「南極から氷を運(yùn)んできたの？」「氷に金を混ぜたとか？」と高価格に目を丸くするコメントが多く寄せられている。

この他にも「需要と供給の原理。誰(shuí)も食べなければこういう商品は出てこない」「高いかき氷を自慢げに食べる人が問(wèn)題だ。不當(dāng)な価格のものを食べないようにすれば、こういう商売手法も根絶できる」との指摘や、「國(guó)稅庁で原価を調(diào)査して稅金をたんまり取るべきだ」と「制裁」を求める聲も上がった。

中には「1つを4人で分けて食べればいいじゃないか。みんなそうしてるよ」という提案も出たが、氷の冷たさに負(fù)けないくらい「食べたい人だけ食べればいい」「食べなければいいこと」などの冷ややかなコメントも目立った。（翻訳?編集/松村）