米國はパリ協(xié)定離脫か、EUと中國がリーダーシップ取る意思―仏メディア

Record China    2017年6月1日(木) 17時20分

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31日、仏國際放送局RFI中國語版サイトは、米政府が気候変動に関するパリ協(xié)定から離脫する可能性があることについて、EUと中國が同議定書の取り組みをリードする姿勢を示したと伝えた。寫真はブリュッセル。

2017年5月31日、仏國際放送局ラジオ?フランス?アンテルナショナル(RFI)中國語版サイトは、米政府が気候変動に関するパリ協(xié)定から離脫する可能性があることについて、EU(歐州連合)と中國が同議定書の取り組みをリードする姿勢を示したと伝えた。

記事は、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)が31日にツイッター上で「今後數(shù)日以內(nèi)に米國がパリ協(xié)定を継続するかどうか決める」とツイートしたことで、同大統(tǒng)領(lǐng)が協(xié)定から離脫するのではないかという憶測が持ち上がったとした。その上で、EUと中國が1日から行うブリュッセルでの會議を前に、歐州委員會のマロス?セフコビッチ副委員長(エネルギー擔(dān)當(dāng))が「世界は歐州に期待を寄せている。われわれは気候変動対応におけるリーダーの役割を擔(dān)い、全力でパリ協(xié)定を守っていくべきだ。たとえ米國が協(xié)定から離脫しても、人類の終わりを迎える訳ではない」とコメントしたことを伝えた。

また、あるEU関係者の話として、會議後に歐州と中國が気候変動に関する共同聲明を発表する予定であり、二酸化炭素排出大國である中國がEUとともに同協(xié)定を履行する意思を示していると報じた。

記事によれば、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)のツイートの背景には、オバマ前大統(tǒng)領(lǐng)が提起した「クリーンエネルギー計畫」の廃止問題があるという。この計畫には2030年までに米國內(nèi)での発電における二酸化炭素排出量を、2005年から32%削減することが盛り込まれている。計畫の実現(xiàn)には大量の火力発電所の閉鎖が必要だ。記事は「同大統(tǒng)領(lǐng)がこの計畫を完全に廃止すれば、米國のパリ協(xié)定離脫を強(qiáng)く提起することになる。なぜなら、パリ協(xié)定を履行した上で同計畫を廃止すれば、巨大な訴訟リスクに直面することになるからだ」と論じている。(翻訳?編集/川尻

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