「重慶で最も複雑な立體交差橋が竣工」と題する寫真が、ネット上で話題の的になっている。寫真に寫っている立體交差橋は、計5層で構(gòu)成され、20本の連絡(luò)道路が8方向に通じている。このような複雑極まる立體交差橋を見たネットユーザーは続々と、「これは全くナビゲーター泣かせだ」と心配の聲を挙げている。北京青年報が伝えた。

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▼「史上最も複雑な立體交差橋」が竣工

寫真の立體交差橋は、重慶市南岸區(qū)にこのほど竣工した黃■灣立體交差橋（■は木へんに角）だ。2009年9月30日に著工した同交差橋は、朝天門大橋、慈母山トンネル、內(nèi)環(huán)高速、空港専用快速道路といった主要幹線に繋がっている。設(shè)計によると、計5層で構(gòu)成されており、主要道路は両側(cè)4車線。主要道路の制限時速は60キロメートル、連絡(luò)道路は40キロメートル。

立體交差橋を上から下に垂直方向に見ると、一番上の第一層は、朝天門大橋と慈母山トンネルの「三橫線」快速幹線道路と繋がっている。その下の第二層は空港専用高速道路に繋がる。第三層と第四層は各連絡(luò)道路に繋がり、最下層は弾子石から広陽島に至る道路に繋がっている。連絡(luò)道路の數(shù)が多く、構(gòu)造が複雑であることから、同交差橋は、「重慶市街地で最も大きく、最も複雑な『中樞型』立體交差橋」と言われている。

同交差橋は、數(shù)日前に正式に竣工したばかりだ。竣工した途端にこれほどネット上で議論の的となるとは、誰も予想だにしなかった。複雑な道路設(shè)計について、「ほとんどのナビゲーターが道に迷うだろう」とツッコミを寄せる人がいた。また、「立體交差橋が完成しても、ドライバーにとっては、時間の節(jié)約にならないのでは？道に迷っている間に重慶1日ツアーになってしまいそうだ」という心配の聲も挙がっている。

▼擔(dān)當(dāng)者：「需要があるために複雑になった」

ネットユーザーからの疑問の聲に対し、同交差橋の建設(shè)を擔(dān)當(dāng)した重慶市南岸區(qū)インフラ建設(shè)科の擔(dān)當(dāng)者は、次の通り説明した。

「この立體交差橋の設(shè)計がこれほど複雑になった理由は、ある需要を満たすため。交差橋の3本の快速道路は、交差する必要があり、3本すべてが相互接続していなければならない。また、連絡(luò)道路は設(shè)計上、平面交差や立體交差が不可能であり、一層ずつ上に進(jìn)むことしかできない。こういった事情から、このような形となった」。

「道に迷いやすいのではないかという問題については、経路が道路標(biāo)識と交通標(biāo)識によって明確に表示されていることから、道を間違う確率は極めて低い。たとえ道を間違えても、そのまま進(jìn)み、近くて500?600メートル、せいぜい1キロメートルほど行けば、Uターン可能だ。問題なければ、立體交差橋は約1分で通過できる」。

▼今年末に全面開通予定

同擔(dān)當(dāng)者は以下のように続けた。

「この立體交差橋はすでに竣工したが、全面開通まではもう少し待たなければならない?？崭鄹咚俚缆筏慰⒐め幛恕⒘Ⅲw交差橋がすべてつながる。今年の年末あるいは來年初めの全面開通となるだろう」。

「すでに開通した連絡(luò)道路については、一般に使われているナビゲーションソフトに今のところエラーは起こっていない。今のナビゲーションソフトは、高度にスマート化されている。ナビゲーションソフトは、1本の連絡(luò)通路で交差點に差し掛かった時、あらかじめ右折か左折かを運転手に教えてくれる。したがって、間違いが発生することは通常あり得ない」。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KM）