中國(guó)が東シナ海?南シナ海の海底観測(cè)ネットを設(shè)立、中國(guó)メディア「日米などの潛水艦を駆逐」と報(bào)道

Record China    2017年6月3日(土) 7時(shí)40分

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中國(guó)中央電視臺(tái)(CCTV)は28日、公式サイトに同國(guó)が國(guó)家海底科學(xué)観測(cè)ネットを建設(shè)すると紹介する記事を掲載した。観測(cè)ネット建設(shè)の主たる目的は日米などの潛水艦の駆逐との見方が出ている。寫真は南シナ海。

中國(guó)中央電視臺(tái)(CCTV)は28日、公式サイトに「わが國(guó)が國(guó)家海底科學(xué)観測(cè)ネットを建設(shè)へ 同投資額は20億元以上」と題する記事を掲載した。同記事は観測(cè)ネット建設(shè)の主たる目的を科學(xué)研究としているが、「國(guó)防安全や國(guó)家権益」などのニーズにも対応すると説明したため、真の目的は日米などの潛水艦の駆逐と主張する報(bào)道が相次いだ。

中國(guó)中央電視臺(tái)は、「わが國(guó)の海底科學(xué)観測(cè)ネットの設(shè)置が、最近になり許可された」と紹介。設(shè)置されるのは「わが國(guó)の東シナ海と南シナ海それぞれ」であり、目的については「海洋環(huán)境について長(zhǎng)期的に連続した観測(cè)データを提供」などと説明した。

さらに、「入手したデータによりわが國(guó)の地球システム科學(xué)と全地球の溫暖化の変化について最先端の科學(xué)研究が推進(jìn)される。同時(shí)に海洋環(huán)境観測(cè)、災(zāi)害予報(bào)、國(guó)防安全、國(guó)家権益などの総合的ニーズに役立てることができる」と説明した。同記事によると、観測(cè)ネット設(shè)立への総投資額は20億元(325億円)で、建設(shè)期間は5年間だという。

5月31日ごろになり、臺(tái)灣?香港?中國(guó)など多くの中華系メディアが同記事に注目し、軍事を絡(luò)めた解説記事を掲載し始めた。臺(tái)灣メディアの自由時(shí)報(bào)は同日付で、CCTVの説明をおおむね踏襲しながらも、海底から外國(guó)船の動(dòng)向を監(jiān)視できることになり、専門家からは東シナ海や南シナ海での主権爭(zhēng)いを再び激化させる可能性があるとの聲が出ていると紹介した。

中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)はさらに踏み込んで、海底観測(cè)ネットの設(shè)立目的は科學(xué)観測(cè)よりもさらに重要な他國(guó)の潛水艦の動(dòng)向を探ることと主張する記事を掲載。「防空識(shí)別圏の設(shè)立に劣らぬ、真の意味での海防識(shí)別圏の設(shè)立だ」と論評(píng)した。

同記事は、海底観測(cè)ネットの機(jī)能について「外國(guó)の潛水艦、あるいは水上船が観測(cè)區(qū)域に進(jìn)入すれば、データを司令部に送信。米國(guó)、日本、ロシアの潛水艦であれば対潛軍事力を現(xiàn)場(chǎng)に派遣して駆逐する」との見方を示した。

同記事はさらに、南シナ海と東シナ海の現(xiàn)狀を分析。南シナ海については、島や巖礁の領(lǐng)有権や周辺海域の権益で中國(guó)と対立する國(guó)は反発し、米國(guó)は「自由航行」を標(biāo)榜する行動(dòng)を取るだろうと予測(cè)。しかし東南アジアの関係國(guó)は「最も鍵となる問題について中國(guó)との協(xié)力を求めている」と主張。具體的には書かなかったが、南シナ海の問題で中國(guó)と対立するベトナムやフィリピンも、経済面における中國(guó)との関係構(gòu)築を必要としているとの見方だ。

一方、海底観測(cè)ネットの設(shè)立で「最も怒る國(guó)は日本だ」と主張?!溉毡兢现袊?guó)の島を侵略占領(lǐng)しているだけでなく、近年は一貫して中國(guó)に非友好的な政策を?qū)g施し続けており、中國(guó)にしばしば困難な狀況をもたらしている」と論じた。

同記事は、海底観測(cè)ネットの設(shè)立に対しての日本と東南アジア諸國(guó)の反応が異なるはずと主張。海底観測(cè)ネット設(shè)立が、日本と東南アジア諸國(guó)の軍事的連攜を斷ち切る効果をもたらすとの見方を示した。

海中からの情報(bào)で、軍事的に最も重要なのは音響の収集だ。特に潛水艦に対しては視覚情報(bào)などを得ることが困難なので、動(dòng)向を探るためには音響情報(bào)などの収集が決定的に重要となる。米軍は1950年代から、全世界規(guī)模で海底における音響情報(bào)の収集網(wǎng)の設(shè)置を手掛けている。具體的には海底にパッシブソナーと呼ばれるセンサーを多數(shù)敷設(shè)し、ケーブルなどを通じて情報(bào)を収集する。パッシブソナー上方の船舶通過を察知する仕組みだ。

中國(guó)についてもすでに、南シナ海、東シナ海、黃海における音響情報(bào)の収集網(wǎng)設(shè)置を手掛けているとの見方があった。(翻訳?編集/如月隼人

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