2017年6月1日、中國網(wǎng)は、カナダから中國に輸出された豚足から、中國で使用が禁止されているラクトパミンが検出されたとするロイターの5月30日付報(bào)道を伝えた。

ラクトパミンは中國では「痩肉精」という通稱で知られている飼料添加薬。體重増加や赤身肉を増やす効果があるが、中國では使用が禁止されている。

記事によれば、カナダ食品検査局が業(yè)界関係者に対して電子メールを送り、中國へ輸出した豚足からラクトパミンが検出されたこと、中國當(dāng)局がカナダにおける検疫システム上の問題であると認(rèn)識(shí)しており、本件が今後の豚肉輸出に影響を及ぼす可能性があることを通達(dá)したという。

問題の豚足はカナダの2大豚肉加工企業(yè)の1つであるオリメル社が輸出し、ケベック州の加工工場が生産したものとされる。同局の報(bào)道官は「5月26日に中國の検疫當(dāng)局より、冷凍豚足27トンからラクトパミンが検出されたとの通知があった。當(dāng)該企業(yè)の中國輸出許可を一時(shí)停止するとともに、中國に渡った可能性のある他の商品の回収を命じた」とコメントした。

カナダ統(tǒng)計(jì)局のデータによれば、中國は世界最大の豚肉消費(fèi)國であり、カナダにとっても最大の豚肉市場。昨年はカナダから3萬1400トンが輸出されたという。カナダ豚肉協(xié)會(huì)の広報(bào)擔(dān)當(dāng)者は「2015年に一度ラクトパミンが検出されたことがあり、中國當(dāng)局がカナダの加工會(huì)社數(shù)社を合格業(yè)者リストから外した。われわれは今回の件を重く見ている。制度上の問題を明らかにして、いかなる補(bǔ)完措置も取るつもりだ」と語っている。（翻訳?編集/川尻）