人民網(wǎng)日本語版 2017年6月4日(日) 22時(shí)20分
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時(shí)代が発展すると、ややゆとりある暮らしを意味する「小康」という言葉は人々の視野から消えていき、「中産階級(jí)」が新時(shí)代のトレンドワードになった。中産階級(jí)の暮らしはどのようなものだろうか。
時(shí)代が発展すると、ややゆとりある暮らしを意味する「小康」という言葉は人々の視野から消えていき、「中産階級(jí)」が新時(shí)代のトレンドワードになった。中産階級(jí)の暮らしはどのようなものだろうか。各種の報(bào)告から浮かび上がってくるのは、相當(dāng)の収入と立派な仕事がありながら、不安と焦りに駆られて生きる中産階級(jí)の人々の姿だった。揚(yáng)子晩報(bào)が伝えた。
中産階級(jí)は仕事や家庭、子どもの教育、資産価値の上昇などいろいろなことで焦っている。蘇寧金融研究院の専門家は、「中産階級(jí)は社會(huì)の中で最も焦っている人々であり、焦りは経済が発展すると必ず通らなければならない段階であって、過度に恐れる必要はない」と話す。
▽「焦り」は中産階級(jí)集団の顔
年収がどれくらいあれば中産階級(jí)といえるのだろうか。中國(guó)國(guó)家統(tǒng)計(jì)局が発表した調(diào)査結(jié)果では、6萬?50萬元(1元は約16.3円)が中國(guó)の都市部中所得層の世帯年収の標(biāo)準(zhǔn)になる(平均世帯人員を3人とする)。より幅広い見方をすると、中産階級(jí)は頭脳労働に従事する人が大半で、主に給與や報(bào)酬で生活しており、一般的に教育水準(zhǔn)が高く、専門的知識(shí)や高い職業(yè)能力を備え、世帯の消費(fèi)能力もそれなりに高い。経済的地位、政治的地位、社會(huì)的?文化的地位も高く、今の社會(huì)では中間レベルにいる人々ということができる。
異なる見方をする人もいる。就職情報(bào)サイト?智聯(lián)招聘が発表した「2017年中國(guó)ニュー中産階級(jí)調(diào)査報(bào)告」によると、年収10萬?50萬元の人々がニュー中産階級(jí)と定義されるという。
中産階級(jí)にはどのような特徴があるだろうか。英國(guó)誌「エコノミスト」の報(bào)道では、「中國(guó)の中産階級(jí)は世界で最も焦っている人々」だ。智聯(lián)招聘の報(bào)告では、ニュー中産階級(jí)の3分の1が焦りを感じ、うっかりするとうつ病になる可能性があり、「いつも焦っている」と「時(shí)々焦っている」を合わせると、95%にもなるという。
同報(bào)告から容易にうかがえるのは、中産階級(jí)には現(xiàn)狀に対する明確な認(rèn)識(shí)と未來に対する限りない迷いがあり、相當(dāng)の収入や立派な仕事が喜びと慰めを與えてはくれるものの、不安と焦りがキリキリと心を悩ませてもいるということだ。
▽時(shí)間に焦る:殘業(yè)が非常に多く自分の時(shí)間がない
同報(bào)告によると、中産階級(jí)の半分以上が殘業(yè)を當(dāng)たり前のことと考えており、殘業(yè)時(shí)間が増えると子どもと遊ぶ時(shí)間はもとより消費(fèi)する時(shí)間さえなくなる。同研究院の江瀚特約研究員は、「時(shí)間への焦りが中産階級(jí)が最初に感じる焦りだ。時(shí)間が大量に奪われてしまうと、心理狀態(tài)に影響することもあり、ひいては世帯全體も焦りの気持ちに包まれたりする」との見方を示す。
▽教育に焦る:子どもに立派になってほしい気持ちが強(qiáng)いが、やりすぎるとうまくいかなくなる
江研究員は、「中産階級(jí)は若いときに教育や努力を重ねて現(xiàn)在の暮らしを手に入れた人たちなので、『経路依存癥』になり、次世代にも同じやり方を引き継ぐことを求める。資産は継承できるが、ソフトパワーは継承できない。中産階級(jí)は子どもの教育に気力と財(cái)力を惜しまず投入するが、教育に対して焦りすぎたり重要視しすぎたりしてうまくいかなくなってのたうち回り、果ては家族の仲が悪くなったり、親子関係が壊れたりするケースも少なくない」と話す。
▽資産運(yùn)用に焦る:失業(yè)を恐れ、インフレを恐れ、資産価値の目減りを恐れる
統(tǒng)計(jì)をみると、中國(guó)の中産階級(jí)の収入の93%は給與で、失業(yè)すれば瞬く間に苦境に陥ることになる。そこで資産の価値を高めたいと焦るのが普通のことになる。インフレが世界の中産階級(jí)を苦しめている。中國(guó)の中産階級(jí)の特殊性がどこにあるかというと、住宅に対する見方にある。住宅は硬直的需要だが、価格が他の消費(fèi)財(cái)に比べて10數(shù)倍から數(shù)十倍も高く、購(gòu)入制限や賃貸制限もあり、中産階級(jí)が最も強(qiáng)く焦りを感じるものとなっている。
▽支出に焦る:住宅ローンでいっぱいいっぱい
江研究員は、「中産階級(jí)は表面的には家も車もあって、相當(dāng)の暮らしをしているようにみえるが、不動(dòng)産ローン、自動(dòng)車ローン、クレジットカードの支払いをすると、毎月の収入はほとんど殘らないという人が大半だ」と分析する。
また江研究員は、「多くの場(chǎng)合、中産階級(jí)の焦りは往々にして社會(huì)保障システムがまだ不完全であることに由來し、多くの人が自分の將來を心配する。実際、焦りは中國(guó)の経済発展プロセスにおけるごく當(dāng)たり前の現(xiàn)象であり、米國(guó)や歐州などの発達(dá)したエコノミーはどこも焦りを経験している。特に経済の成長(zhǎng)ペースのギアチェンジ期やモデル転換?バージョンアップ期には、こうした焦りの気持ちがさらに顕在化する。焦りの現(xiàn)象がみられる場(chǎng)合、重視しなくてはならないが、過度に恐れる必要はない。各世帯で不労所得を増やす方法を考えるなど、世帯自身が変わる必要がある。また社會(huì)全體で學(xué)習(xí)意欲や競(jìng)爭(zhēng)意識(shí)が高まり、世帯資産の構(gòu)成がより多様になり、ひいては世帯のリスク対抗力が高まるよう後押しする必要もある。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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