2017年6月3日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、中國(guó)國(guó)內(nèi)では10億臺(tái)の攜帯電話が廃棄されているものの、回収率はわずか2％にすぎないと伝えた。

中國(guó)信息通信研究院のデータによると、2012年以降、中國(guó)の攜帯電話出荷臺(tái)數(shù)は年間4億5000萬(wàn)臺(tái)を超えており、2016年には1446機(jī)種、5億6000萬(wàn)臺(tái)が販売された。中國(guó)青年報(bào)が今年4月に2000人を?qū)澫螭诵肖盲空{(diào)査によれば、71．8％の人が2年に1度機(jī)種変更しており、42％の人は故障していなくても新機(jī)種に変更すると回答している。

中國(guó)再生資源産業(yè)技術(shù)創(chuàng)新戦略連盟の研究結(jié)果によると、中國(guó)の大都市の消費(fèi)者は平均で12カ月から18カ月で攜帯電話の機(jī)種変更をしているが、世界平均は36カ月なのだという。

この點(diǎn)について、攜帯電話回収プラットフォームである「回収寶」の熊洲（ション?ジョウ）氏は、「國(guó)內(nèi)には10億臺(tái)の廃棄攜帯電話がある」と指摘。しかし、現(xiàn)在のところ回収率は2％前後にすぎないという。その理由について記事は、引き取り価格が安すぎることや、個(gè)人情報(bào)が完全に削除されないのではないかとの不安から、回収業(yè)者へ引き渡すことを渋る消費(fèi)者が多いことにあると分析した。

このニュースに対して、中國(guó)のネットユーザーからは「電子ごみの回収と処理は難題であり國(guó)は重視すべきだ」「みんなが信用できて、データのバックアップをきちんととることができ、個(gè)人情報(bào)を完全に削除できる會(huì)社をつくることが重要」など、回収體制を確立すべきとの意見(jiàn)が多く寄せられた。

また、「うちの古い攜帯電話は全部捨てないで家に置いてある。捨てると情報(bào)が漏れそうで恐い」「早く回収してくれよ。政府はいつになったらリサイクルを重視するんだ？うちにはもう20臺(tái)くらい古い攜帯があるよ」とのコメントもあり、使わなくなった攜帯電話を処分できずに家で保管している人も少なくないようである。（翻訳?編集/山中）