人民網(wǎng)日本語版 2017年6月6日(火) 8時(shí)40分
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南京に住む日本人?竹內(nèi)亮さんがメガホンを握った中國語のドキュメンタリー「僕がここに住んでいる理由」は、ネット上での再生回?cái)?shù)が1億回を超えているものの、竹內(nèi)さん自身は同作品を臺本も、腕も、資金もない「三ない商品」と冗談交じりに評価している。
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南京に住む日本人?竹內(nèi)亮さんがメガホンを握った中國語のドキュメンタリー「僕がここに住んでいる理由」は、ネット上での再生回?cái)?shù)が1億回を超えているものの、竹內(nèi)さん自身は同作品を臺本も、腕も、資金もない「三ない商品」と冗談交じりに評価している。新華網(wǎng)が伝えた。
【その他の寫真】
パーマのかかった髪に、ワインレッドのシャツとピンクの短パン姿の竹內(nèi)さんは南京市の中心にあるスタジオで、流暢な中國語で、取材に応じた。
【互いに理解し尊重し合わなければ友好は築けない】
2010年、竹內(nèi)さんはNHKのドキュメンタリー「長江」のメガホンを握り、撮影グループと共に、チベット高原から東の上海に向かい、長江に沿って中國の風(fēng)土と人情をカメラに収めた。
竹內(nèi)さんは、「內(nèi)陸部では、僕を見て『小日本(日本人に対する中國語の蔑稱)が來た』と言う人や『高倉健や山口百恵はまだ元?dú)荬胜韦护嚷劋摔猡い俊工日瘠攴丹?、「多くの中國人の日本に対する見方?0世紀(jì)で止まっている」との見方を示した。
それで、竹內(nèi)さんは中國人に今の日本を紹介するドキュメンタリーを製作することを思い付いたという?!溉毡兢挝幕渖鐣?huì)生活を中國人に紹介したい」と話す竹內(nèi)さんはこれまで、日本で中國を紹介する仕事をしていた。
「僕は口先だけの日中友好は嫌い」。竹內(nèi)さんは真剣な目つきで、「互いに理解し、尊重し合わなければ、友好は築けない」と中國語で一生懸命自分の考え方を話した。
竹內(nèi)さんは、10年に撮影のために中國を旅したことのほか、中國人の女性と結(jié)婚したことで、中國に対する理解を深めている。しかし、中國でドキュメンタリーを撮影することに、家族は當(dāng)初反対だったという。そして、2年間の説得を経て、竹內(nèi)さんと妻は日本の安定した仕事と生活を捨てて、一家で中國の南京へと引っ越してきた。 「當(dāng)初、日本の友達(dá)の多くは、歴史のことが原因で、毆られることもあるのではと心配していた。でも、僕は何度も南京に來たことがあり、そんな心配はいらないことを知っていた。僕はこの街が好き」と竹內(nèi)さん。
南京に住んで1年目に竹內(nèi)さんは、南京大虐殺の犠牲者の追悼式に參加した。「日本の教科書では、南京大虐殺のことが1行しか書かれていないけど、僕の歴史の先生は2時(shí)間話してくれた。だから、とても印象深い。僕はとてもいい先生に出會(huì)った」。
「しばらく前、日本のある有名な大學(xué)の學(xué)生が南京に遊びに來て、僕の會(huì)社を見學(xué)した。學(xué)生たちは、南京大虐殺についてほとんど何も知らず、僕はとても驚いた。これは日本の教育に問題がある」と竹內(nèi)さん。
【カメラの前で獨(dú)特で、正直な中國人を撮影するのが大好き】
13年、竹內(nèi)さんは南京で「和之夢文化伝播有限公司」を立ち上げた。初めは、中國のテレビ局と提攜する計(jì)畫だったものの、基礎(chǔ)がなく、資源にも限りがあり、テレビ局との提攜はまとまらなかった。
「でも、中國のインターネットプラットフォームは、とても自由で、いろんな人に見てもらうことができ、認(rèn)めてもらえるかもしれないと思った。影響力は僕が思っていたよりも大きかった」と竹內(nèi)さん。
15年、竹內(nèi)さんは貯金を使って、「僕がここに住んでいる理由」の製作を始めた。監(jiān)督一人、カメラマン一人、司會(huì)者一人で、その撮影の対象は日本に住む中國人と中國に住む日本人だ。その中には、羽田空港のナンバーワン清掃員である中國人や江西省で一人暮らしをしている中年の日本語教師、日本で相撲をしている內(nèi)モンゴル自治區(qū)出身の男性、あまり知られることなく福島県で農(nóng)業(yè)をしている中國東北出身の若い男性などがいる。
同ドキュメンタリーは1話約10分で、主人公の年齢や職業(yè)、プロフィールはさまざまだ。主人公の中には、勉強(qiáng)するために海を渡った人や仕事で中國や日本に派遣された人、蕓術(shù)の分野で自分の夢を追い求めて中國や日本に來た人、家族の生活を変えるために海を渡った人などだ。
竹內(nèi)さんが毎回ドキュメンタリーの冒頭で語っているように、「今は交通の便がよく、人口の流動(dòng)が激しい時(shí)代で、一人の人がある場所で生活しているのには、必ず深い理由がある」といえる。
竹內(nèi)さんの撮影の手法はとても獨(dú)特で、臺本を準(zhǔn)備したことは一度もない。また、製作するまで、撮影の対象についてほとんど知らず、街中で突然聲をかけただけの人もいるという。製作中、竹內(nèi)さんは無理に感情に訴えることはなく、會(huì)話をしたり、食事をしたり、一緒に遊んだりしている様子を記録していく。
「そのようにすれば、ドキュメンタリー全體が型にはまることを避けられる」と竹內(nèi)さん。また、「自分が製作したドキュメンタリーを通して、視聴者が最もリアルな中國と日本の一般市民を目にし、互いの感情や認(rèn)識を自然に変えたい」と話した。
日本人である竹內(nèi)さんはなぜ海外で生活している中國人をカメラに収めることにこだわるのだろう?その答えは「好きだから」という単純明快なものだった。
「僕は中國人を撮影するのが大好き。中國人はカメラの前でも獨(dú)特で、とても正直??激ǚ饯涓星槿皮虮憩F(xiàn)してくれる。一方、日本人は子供のころから、『他の人に迷惑をかけてはいけない』、『他の人と違っていてはいけない』と教育され、ほとんどの場合自分の考えを心に秘める」と竹內(nèi)さん。
【僕は南京大根】
16年からこれまで、「僕がここに住んでいる理由」は中國の複數(shù)のインターネットプラットフォームで70話配信され、若者の間で大人気になっている。そして、時(shí)々、ゲスト司會(huì)者として登場する竹內(nèi)さんも中國でファンを持つようになった。
竹內(nèi)さんは微博(ウェイボー)のアカウントを15年7月に作り、2年もたたないうちに、フォロワーの數(shù)は2萬人近くになっている?!赋酩幛掀蓼搜预铯欷莆⒉─颏工毪瑜Δ摔胜盲?。でも、やっているうちに微博を通して、ファンとリアルタイムな觸れ合いや交流をすることができることが分かり、やればやるほどおもしろくなった」と竹內(nèi)さん。
撮影のほか、微博に投稿し、ネットユーザーのコメントに返信するというのが、竹內(nèi)さんの日課となっている。街中でB級グルメの涼皮(麺料理)を食べる様子を自撮りしたり、最新のドキュメンタリーに関する「サプライズ」を発表したり、次回の內(nèi)容に関する意見を募集したりと、竹內(nèi)さんは微博を大いに活用している。
竹內(nèi)さんは、「僕の中國語のレベルなら、他の人に代わりに返信してもらうと、すぐにばれてしまうため、微博の返信を誰かに頼んでしてもらうことはできない。あまりに完璧な中國語なら絶対に僕でない」とし、「ネットユーザーが僕の中國語を直してくれるのを楽しんでいる」と笑いながら話した。
竹內(nèi)さんは、南京の鴨の血を固めたものが入った春雨スープのほか、中國のドラマ、特に、「虎媽貓■(■は父の下に巴。Tiger Mom)」、「Let’s get married!」などの家庭をテーマにしたドラマが大好きだ。また、動(dòng)畫共有サイトの動(dòng)畫再生畫面に流れるコメントを見るのが好きで、これらの特徴から、ネットユーザーたちが竹內(nèi)さんのことを「ニセモノの日本人」と好意的に呼ぶコメントもあったという。
「僕はニセモノの日本人で、南京大根だ」?!弗衰互猊韦稳毡救恕工群簸肖欷毪长趣恕⒅駜?nèi)さんはまんざらでもない様子で、正直でピュアな人を表す南京の地元の言葉「南京大根」で自分を形容する。
現(xiàn)在、竹內(nèi)さんのチームは10人になっており、中國人もいれば、日本人もいる。スタジオは賃貸で十?dāng)?shù)平方メートルと小さく、「僕がここに住んでいる理由」のスポンサーもとても少ないものの、竹內(nèi)さんは、「これからもドキュメンタリーを撮り続ける。そして、アジアの他の國にも行って、そこに住んでいる中國人を撮影したい」と語った。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)
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