人民網(wǎng)日本語版 2017年6月8日(木) 8時(shí)40分
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ドイツのデュッセルドルフで行われていた卓球世界選手権男子シングルス準(zhǔn)々決勝で敗退したものの、張本選手は最もスポットを浴びる「希望の星」となった。
ドイツのデュッセルドルフで行われていた卓球世界選手権は4日、注目の男子シングルス準(zhǔn)々決勝を行い、今大會(huì)のダークホースである13歳の張本智和選手が世界ランキング3位の中國(guó)の許■(■は日へんに斤)選手に1-4で敗れ、準(zhǔn)決勝進(jìn)出を逃した。準(zhǔn)々決勝で敗退したものの、張本選手は最もスポットを浴びる「希望の星」となった。南方都市報(bào)が伝えた。
◇年齢は関係ない
「試合では、年齢は関係ない」。13歳という年齢に注目するメディアの取材に応じた張本選手はそのように答えた。
張本選手の親の実家は中國(guó)四川省にあり、父親の張宇さんと母親の張凌さんは共に中國(guó)のプロの卓球選手だった。卓球一家で育った張本選手は、その優(yōu)れた成績(jī)で注目を集めてきた。昨年のITTFワールドツアー?ジャパンオープン荻村杯(U-21)の男子シングルスでは史上最年少での優(yōu)勝を果たした。そして、12月の世界ジュニア卓球選手権でも、男子シングルスで大會(huì)史上最年少での優(yōu)勝を果たした。
◇「毎日9時(shí)間練習(xí)」
日本に帰化した両親を持つ張本選手は、中國(guó)と日本の文化が交錯(cuò)する環(huán)境で育ち、日本の社會(huì)で本當(dāng)の意味で認(rèn)めてもらうのは容易なことではなかったという。
2003年に日本で生まれた張本選手は、2歳の時(shí)に母親の張凌さんからラケットをもらって卓球を始め、現(xiàn)在に至るまでずっと続けてきた?!笟叭?時(shí)間練習(xí)する」。これが「神童」の成長(zhǎng)の歴史だ。
「神童」と呼ばれるようになると、想像以上のプレッシャーにさらされるようになる。試合で、張本選手は毎回ポイントを取るたびに「チョレイ」と掛け聲を上げ、士気を高めるほか、相手にプレッシャーをかける。多くのネットユーザーからは、うるさいし頻度が多すぎるとネガティブな聲も寄せられる。典型的な帰化日本人の子供である張本選手は、中國(guó)と日本の文化が交錯(cuò)する環(huán)境の中にあり、日本の社會(huì)で本當(dāng)の意味で認(rèn)めてもらうのは容易なことではない。
昨年末に日本で行われた試合で、張本選手は高校2年生の相手に敗れ、4月に開催された2017年アジア卓球選手権大會(huì)では3回戦で敗退したため、多くの人に彼の実力を疑う理由を與えてしまい、世界選手権出場(chǎng)の資格があるのかという論爭(zhēng)まで巻き起こした。
しかし、世界選手権の2回戦でリオデジャネイロオリンピック銅メダリストの水谷隼選手を破ったことで、張本選手のプレッシャーはかなり軽減された。試合後のインタビューでは、あどけなさが殘る張本選手は少しソワソワしながら四川省方言の中國(guó)語で勝因について話した。そして、勝った瞬間にラケットを投げなかった理由を聞かれると、「批判が怖くて投げることなどできない」と答え、記者の間で笑い聲が起こった。年上の選手を何度も倒してきた張本選手であるものの、やはり弱冠13歳の少年なのだ。
◇どこまで実力を伸ばせるか?
張本選手が水谷選手を破ったというのは、単に試合に勝利したというだけのことではない。東京五輪の時(shí)には、水谷選手は31歳になっており、張本選手を代表とする若い選手が本當(dāng)の意味での主力となっていると予想される。2020年夏季五輪の開催國(guó)である日本は、1枚でも多くの金メダルを取ることを願(yuàn)っており、卓球のような得意種目には多額の資金を投じている。日本の五輪組織委員會(huì)は卓球協(xié)會(huì)に年間3億円の経費(fèi)を提供し、うち3分の1がジュニアの育成に當(dāng)てられている。
ジュニア育成への力の入れようは、どの國(guó)も日本と比べることはできないほどだ。十?dāng)?shù)歳で日本代表として試合に參加するというのは、日本では決して珍しいことではない。中國(guó)の卓球選手?馬龍選手は「13歳の時(shí)、僕はまだ遼寧省のチームに所屬していただけ。その年齢で彼はいろんな國(guó)際試合に出場(chǎng)している」と、張本選手に対する羨望の念を語った。
日本では、小學(xué)校から高校まで、どの年齢でも制限を受けずに試合に參加できるシステムが整っている。統(tǒng)計(jì)によると、日本では卓球選手として登録している18歳以下の選手が30萬人もいる。ドイツ卓球連合會(huì)でスポーツ部門を主管するリチャード氏は日本のジュニア育成について、「日本の學(xué)校はスポーツを中心に運(yùn)営されており、その反対ではない」と評(píng)価している。
そして、「アジアの若者はすでに5-7年の厳しい訓(xùn)練を受けている。もしユニークでやる気のある方法でスポーツに參加しており、男子スポーツのレベルに達(dá)していれば、問題なく卓球ができる」としている。
以前、張本選手は馬龍選手と対戦する機(jī)會(huì)があったものの、その時(shí)は完敗だった。張本選手は中國(guó)からまだ一目置かれる存在ではないとの聲もあった。
張本選手がリスペクトしているのは、中國(guó)の樊振東選手。2014年の南京ユースオリンピックでは、日本の村松雄斗選手を破って男子シングルスで優(yōu)勝した選手だ。日本の新星である張本選手は、來年ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されるユースオリンピックに參加する見込みだ。彼が樊振東選手のように、金メダルを爭(zhēng)うような選手になれるかどうかは、その後の試合での実力が示してくれるだろう。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)
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