2017年6月7日、中國(guó)のネット上にこのほど、「違う視點(diǎn)から日本を見たら、こんなにも驚かされた」とする記事が掲載された。記事は、日本について「衰退した先進(jìn)國(guó)」「経済成長(zhǎng)の停止」という印象を持つ人が多いとした上で、本當(dāng)にそうなのかと疑問を示している。

記事はまず、現(xiàn)在の中國(guó)人が抱く夢(mèng)を日本は數(shù)十年前に実現(xiàn)していると指摘する。具體例として挙げているのが、法治國(guó)家、廉潔な政府、自然科學(xué)分野のノーベル賞受賞者の多さ、174カ國(guó)へのビザなし渡航、世界一流の大學(xué)、世界一の治安、安全な食品、環(huán)境汚染の少なさ、醫(yī)療健康、長(zhǎng)壽、高卒就職率の高さなどだ。

次に、日本経済はバブル崩壊によって「失われた20年」に突入しているが、日本のものづくり企業(yè)は中國(guó)はおろか世界をリードしていると指摘。世界的な情報(bào)サービス企業(yè)であるトムソン?ロイターが世界で最も革新的な企業(yè)?機(jī)関を選出する「Top 100 グローバル?イノベーター 2015」に、日本からは世界最多の40社が入選した一方、米國(guó)は35社であり、中國(guó)本土からは1社も選出されていないこと、また英誌エコノミストが2015年9月に発表した世界各國(guó)の「イノベーション?クオリティー」でも、日本は米國(guó)と英國(guó)に次ぐ3位に入っていることを紹介した。

國(guó)內(nèi)総生産（GDP）に占める研究開発費(fèi)、企業(yè)主導(dǎo)の研究開発費(fèi)の占める割合、特許の數(shù)なども世界トップクラスだ。「サムスン電子やインテル、アップル、クアルコムなども日本の高精度な部品がなければ今より10年は遅れていたはずだ」とし、インテルが優(yōu)れたサプライヤーを表彰する「Supplier Continuous Quality Improvement（SCQI）賞」では受賞企業(yè)8社中6社が、「Preferred Quality Supplier（PQS）賞」では18社中11社が日本企業(yè)だったことに觸れている。

記事はこうした點(diǎn)について、「日本を競(jìng)爭(zhēng)相手とみなすにしても、不倶戴天の仇敵とみなすにしても、われわれは日本が國(guó)を繁栄させた拠り所や強(qiáng)みを明確に理解することが必要だ」とし、「日本は落ちぶれた、衰退したという幻覚の中にいたままでは、日本の本當(dāng)の姿を知ることはできない」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/柳川）