中臺(tái)が合同で稚魚放流、中國(guó)が対臺(tái)灣政策を修正し始めた可能性

Record China    2017年6月11日(日) 0時(shí)20分

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福建省廈門市と臺(tái)灣が統(tǒng)治する金門島當(dāng)局が8日、合同で稚魚366萬匹を放流した。中國(guó)は臺(tái)灣に対して厳しい「締め付け」を続けているが、6月になって臺(tái)灣側(cè)との「連帯感」を示唆する動(dòng)きも見えてきた。資料寫真。

中國(guó)國(guó)営の新華社によると、世界海洋デーの8日、福建省廈門(アモイ)市と中華民國(guó)(臺(tái)灣)が統(tǒng)治する金門島の漁業(yè)関連當(dāng)局が合同で、フウセイや真鯛などの稚魚366萬匹を大アモイ灣に放流した。中國(guó)は臺(tái)灣で2016年5月に発足した民進(jìn)黨?蔡英文政権が「一つの中國(guó)」の原則を認(rèn)めていないとして、さまざまな「臺(tái)灣締め付け」を続けてきたが、6月になってから「連帯感」を示唆する動(dòng)きも見えてきた。

アモイ側(cè)は330萬匹、金門側(cè)は6萬匹を放流した。アモイ市海洋漁業(yè)局の責(zé)任者は、大アモイ灣について、雙方の「共同の海域」と説明?!袱长魏¥蚬餐扦筏盲辘染S持保護(hù)し、子孫のために美しい海を殘すのは、両岸同胞の共同の責(zé)任だ」と説明した。

新華社は放流について、アモイ市海洋漁業(yè)局と金門水産試験所が2015年に大アモイ灣の生物資源を回復(fù)させるために始めたと紹介。海峽両岸の人々の海を大切にし資源を保護(hù)する意識(shí)を高める目的があり、雙方は協(xié)力して生態(tài)環(huán)境の改善のためにたゆまぬ努力をしているなどと論じた。

中國(guó)は2016年5月に蔡英文政権が発足して以來、同政権が「一つの中國(guó)」の原則を認(rèn)めていないとして批判を続け、対話のパイプも閉ざした。

しかし、6月になり若干の変化が見られるようになった。中國(guó)政府で臺(tái)灣問題を擔(dān)當(dāng)する部署である國(guó)務(wù)院臺(tái)灣事務(wù)弁公室は3日、臺(tái)灣北部で1日夜から2日にかけて発生した大雨被害について、被災(zāi)者を見舞い犠牲者を哀悼する聲明を発表した。また、3日にはフィリピンで2日に発生したホテル襲撃事件で臺(tái)灣人4人が死亡した件について哀悼の意を示し、「必要なすべての協(xié)力をしたい」と発表した。臺(tái)灣社會(huì)に対する「連帯感の表明」と受け止められる聲明を、立て続けに発表したことになる。

8日に行った稚魚放流は環(huán)境保護(hù)が目的であるだけに、大陸側(cè)との合同作業(yè)であっても反発の聲は出にくい。とりわけ、臺(tái)灣で獨(dú)立志向がある人々と環(huán)境問題を重視する人々の層は重なっている事情もある。合同の稚魚放流を中國(guó)國(guó)営の新華社が率先して報(bào)道し、臺(tái)灣メディアは新華社の記事をベースにして報(bào)じることになった。

蔡英文政権が発足してからの中國(guó)の対臺(tái)灣「締め付け」に対しては、臺(tái)灣における「親中派」と呼ばれる人々からも批判の聲が出始めている。中國(guó)が臺(tái)灣世論に配慮して、対応を多少変更し始めた可能性がある。(翻訳?編集/如月隼人

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