2017年6月10日、ドキュメンタリー映畫「天空からの招待狀」（看見臺(tái)灣）のチー?ボーリン（齊柏林）監(jiān)督がヘリコプターの墜落事故で急死し、映畫界に大きな衝撃を與えている。聯(lián)合報(bào)が伝えた。

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全編を空撮し、臺(tái)灣の美しい景観を捉えた「天空からの招待狀」のチー?ボーリン監(jiān)督が10日、臺(tái)灣東部の花蓮県で墜落したヘリコプター事故で死亡したことが明らかになった。乗っていたパイロットら2名も死亡が確認(rèn)されている。

「天空からの招待狀」は13年、臺(tái)灣のアカデミー賞こと第50回金馬奨で最優(yōu)秀ドキュメンタリー賞を受賞。日本版ナレーションは俳優(yōu)の西島秀俊が務(wù)めている。今月8日、臺(tái)北市で続編制作の発表會(huì)が行われ、「臺(tái)灣だけでなく日本や中國、ニュージーランドへと舞臺(tái)を拡大する」と意気込みを語ったチー?ボーリン監(jiān)督だが、この時(shí)が最後に見せた姿となった。

突然の悲しい知らせが、臺(tái)灣映畫界にも大きな衝撃を與えている。事故前日に電話で話したばかりというウー?ニエンジェン（呉念真）監(jiān)督は、「事実を受け止められない」とコメント。映畫「セデック?バレ」に主演し、「天空からの招待狀」に歌聲を捧げたリン?チンタイ（林慶臺(tái)）は、「今はつらくて何も話せない」としている。

チー?ボーリン監(jiān)督は1964年生まれの52歳。公務(wù)員として國道新建工程局に所屬し、20年にわたって上空から臺(tái)灣の姿を撮り続けた。2009年に臺(tái)風(fēng)8號(hào)がもたらした豪雨による「八八水害」が転機(jī)となり、「天空からの招待狀」の製作に著手している。（翻訳?編集/Mathilda）