人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2017年6月14日(水) 8時(shí)40分
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筆者は陝西省西安市で生まれ育ち、今は日本で仕事をしている。日本で生活をしていて一番懐かしく、食べたくなるのが、西安の名物でもある肉夾●だ。
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筆者は陝西省西安市で生まれ育ち、今は日本で仕事をしている。日本で生活をしていて一番懐かしく、食べたくなるのが、西安の名物でもある肉夾●(●=食へんに「莫」。中國(guó)式ハンバーガー)だ。(文:徐航明。瞭望東方周刊掲載)
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肉夾●のパンの部分は少し焦げ目が入っており、中には細(xì)く刻んだ煮込み肉が入っており、肉汁がたっぷりかけられ、サクサクしたパンと風(fēng)味豊かな肉がとてもおいしく、肉が入っているにもかかわらずあっさりしている。肉夾●は軽食であり、見(jiàn)た目が素晴らしいとは言い難いが、おいしい本場(chǎng)の味を出すのは簡(jiǎn)単な事ではない。例えば、油は使わず、具も入っていない半発酵のパンは、外はサクサクとしていて、中はやわらかい。具になる肉は、いろんな調(diào)味料を使って煮込んだもので、火加減がとても難しく、あっさり味に仕上げなければならない。
日本の西安料理店でも、肉夾●を食べることができるが、つまみとして出され、大きさも小さく、食感も本場(chǎng)のものとはちがう。毎回、西安に帰ると、いろんなグルメの中でも一番おいしいと感じるが肉夾●で、それを提供している店はきれいとは言えないものの、そういったことが私の食べたい気持ちを阻むことはない。
肉夾●を作る原理はハンバーガーと同じだ。1990年代、マクドナルドのハンバーガーが中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出し、「ハッピーを提供する」をテーマにしたブランド文化と清潔な店內(nèi)を売りに、中國(guó)でもすぐに大人気となった。そして、今では中國(guó)各地にマクドナルドがある。一方、中國(guó)の肉夾●を売る店のほとんどは依然として街の裏通りにあり、「高級(jí)路線」を歩んでいない。西安人である私は、「肉夾●が世界に広まる日が來(lái)るのだろうか?」とずっと考えている。
日本には參考にすべきモデルケースがある。日本でもマクドナルドが至る所にあるものの、「モスバーガー」という日本発祥のハンバーガーチェーンがあり、マクドナルドと肩を並べるほどの人気を誇っている。
モスバーガーは、日本のおにぎりと西洋のハンバーガーを組み合わせ、ハンバーガーのバンズとしてパンの代わりにごはんを圧縮したものを使用している。そして、具も日本人が好きな焼肉や炒めたゴボウなどを採(cǎi)用している。
初めの頃、多くの日本人が、モスバーガーはマクドナルドの「パクリ」にすぎないと思っていたものの、少しずつ知名度を上げ、「ライスバーガー」が多くの人に知られるようになった。それをベースに、モスバーガーは「安心できる食材」を強(qiáng)調(diào)し、全ての商品に使われている野菜や肉の産地や生産者、生産日などを表示しており、クオリティの高いブランドとして多くの人の心に刻まれている。
現(xiàn)在、モスバーガーは日本で1300店舗以上を展開(kāi)し、日本のハンバーガー市場(chǎng)でも相當(dāng)のシェアを占めている。また、1991年には海外進(jìn)出し、臺(tái)灣地區(qū)で海外1號(hào)店を設(shè)置。その後、世界の8の國(guó)や地域で300店舗以上展開(kāi)している。
肉夾●はモスバーガーの「成功の道」を參考にできるかもしれない。作り方にも技術(shù)が求められる肉夾●やその他の中國(guó)の美食が、海外進(jìn)出どころか、中國(guó)の他の地域でも十分に普及していない原因は、マーケティングやPRの方法が問(wèn)題かもしれない。
私は、伝統(tǒng)の作り方や味をベースにし、現(xiàn)代的な管理と経営スタイルでそれを打ち出し、安心できる品質(zhì)と多くの人に受け入れられやすい見(jiàn)た目にすれば、肉夾●も必ず街の裏通りから街の表通りに進(jìn)出し、ハンバーガーやモスバーガーなどの良きライバルとして発展し、多くの人に愛(ài)される「中國(guó)式ハンバーガー」になることができると信じている。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KN)
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