人民網(wǎng)日本語版 2017年6月13日(火) 23時(shí)10分
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日本はロボットを「日本経済を救う明日の光明」の一つと考えている。資料寫真。
日本はロボットを「日本経済を救う明日の光明」の一つと考えている。中國日報(bào)網(wǎng)がシンガポールの中國語紙「聯(lián)合早報(bào)」の報(bào)道として伝えた。
日本では企業(yè)が政府よりも早くロボットの無限の可能性を見抜いていた。早くも1986年、自動車のホンダは初の人型ロボットを密かに開発し、日本でのモーターショーでお披露目すると、人を模倣した生き生きした動きでたちまち世界中を魅了した。
労働力が不足し円高が進(jìn)んだ1980年代後期、日本の壽司産業(yè)も壽司を握るロボットを構(gòu)想し始めた。當(dāng)時(shí)すでに回転壽司のシステムはあり、産業(yè)全體で少なくとも人件費(fèi)の20%カットに成功していた。今の壽司ロボットはさらにパワーアップしている。壽司産業(yè)は常に「人とロボットの戦い」が行われているようなもので、スピードでは人は絶対にロボットにかなわないことがたびたび明らかになっている。今後、壽司ロボットの力を借りれば、壽司の価格は1皿80円まで下げることが可能とみられる。
硬いロボットをどうやって「軟化」させるかが、日本での研究の目下の重點(diǎn)だ。日本ロボット工業(yè)會が今年4月に設(shè)立した関連団體は、ロボットに適した柔らかい素材の研究を進(jìn)めており、ロボットをより人間に近づけ、よりよく人間に奉仕させることを目指している。日本の科學(xué)研究界はロボットをさらにパーソナル化させようと努力しており、材質(zhì)だけでなく、人間のような觸覚をもつことも目指している。慶應(yīng)義塾大學(xué)が開発したロボットハンドには觸覚があり、物の大きさを見て、どれくらいの力で持てばよいかを判斷することができる。グラスを持つ、ポテトチップスをつまむなどはお茶の子さいさいだ。
2015年には長崎県佐世保市に、宿泊者への対応をすべてロボットで行う「完全自動化」ホテルが誕生した。2年の試行期間を経て、このスタイルでの経営が可能と判斷された。創(chuàng)業(yè)者の澤田秀雄さんは、「初めてこのスタイルを?qū)毪筏繒r(shí)は、お客様がロボットにびっくりしないか心配していたし、セキュリティの問題も懸念していた。その後、當(dāng)ホテルのオリジナリティをお客様に喜んでいただけることがわかった。當(dāng)ホテルは未來世界のイメージに満ちており、ロボットがサービスするというのが徐々に売りになってきている」と話す。
ロボット利用の最大のメリットは人件費(fèi)の節(jié)約だ。このホテルは客室が144室もありながら、社員は6人しかいない。もう1つのメリットは言葉の問題を解決することだ。日本ではロボットに外國語システムを搭載するのにかかるコストは外國語ができる人材を雇うコストよりも相當(dāng)安い。
だが今では人工知能(AI)が「人類から職業(yè)を奪う存在」になるのではないか、雇用が奪われ、空前絶後の失業(yè)ラッシュが起きるのではないかと懸念され始めている。また「無人化」した社會がどのようなものになるのか、人を雇うこととロボットを利用することの間でどのようにバランスをとるかが、ロボットの普及後に人類が考えなければならない問題になっている。
東京大學(xué)で新メディアを研究する水越伸教授は、「産業(yè)革命と新科學(xué)技術(shù)にはメリットとデメリットがあり、ちょうど攜帯電話とインターネットが登場した後、その長所と短所が現(xiàn)れてきたのと同じようなことだ。だが技術(shù)革新は人類の主導(dǎo)の下で行われるのであり、カギはどう応用するかにある。ロボットに仕事をさせることは、ロボットが人に取って代わるということではない??茖W(xué)技術(shù)の革新に際して、人類は科學(xué)技術(shù)をうまく利用するにはどうしたらよいか、暮らしの中でより意義あるものにするにはどうしたらよいかを考えなければならない。AIとロボットの時(shí)代がもつ意義は人類がこれから考えなければならない主要テーマだ」との見方を示す。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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