2017年6月13日、米華字メディアの多維新聞によると、米海軍のミサイル駆逐艦「スタレット」が12日、米中防衛(wèi)交流の一環(huán)として中國(guó)広東省湛江を訪問(wèn)した。米中海軍の艦艇が相手國(guó)を訪問(wèn)するのは、昨年12月に中國(guó)艦隊(duì)が米カリフォルニア州サンディエゴにある米海軍第3艦隊(duì)司令部を訪問(wèn)して以降、今年初めてとなる。

スタレットはこの數(shù)カ月、南シナ海に張り付いており、先月24日には中國(guó)が実効支配する南沙（英語(yǔ)名：スプラトリー）諸島のミスチーフ（中國(guó)名：美済）礁の12カイリ（約22キロ）內(nèi)を航行し、中國(guó)側(cè)の反発を受けていた。

マティス米國(guó)防長(zhǎng)官は今月初め、シンガポールで開(kāi)催されたアジア安全保障會(huì)議で演説し、南シナ海で軍事拠點(diǎn)化を進(jìn)める中國(guó)に対し、「一方的で威圧的な現(xiàn)狀変更は容認(rèn)しない」とけん制した上で、米軍は中國(guó)と共通の利益を有する分野での協(xié)力を模索するとも述べていた。

米海軍は先月、來(lái)年ハワイ周辺で開(kāi)催予定の環(huán)太平洋合同軍事演習(xí)「リムパック」に中國(guó)を招待したことを発表した。だが米國(guó)の一部の安全保障分野の評(píng)論家からは「両國(guó)の軍事交流はまだ明確に戦略的相互信頼を強(qiáng)化していない」とする批判も出ている。（翻訳?編集/柳川）