人民網(wǎng)日本語版 2017年6月17日(土) 13時20分
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四川省成都市の男性?余澄さん(30)の本來のプロフィールは寫真家。寫真が大好きな余さんは寫真家としての夢をかなえるため、2011年に寫真の勉強をしに東京に渡り、今年でもう6年になる。
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四川省成都市の男性?余澄さん(30)の本來のプロフィールは寫真家。寫真が大好きな余さんは寫真家としての夢をかなえるため、2011年に寫真の勉強をしに東京に渡り、今年でもう6年になる。しかし、余さんが予想もしていなかったのは、日本で「飯の種」となったのは、寫真ではなく、四川の人にとってはごく普通の四川料理である「椒麻鶏(鶏肉の山椒ソースかけ)」であることだ。 (文:杜玉全。成都商報掲載)
【その他の寫真】
◇SNSで椒麻鶏を宣伝し注文が殺到
ある日、余さんは友人と集まった時に、得意の椒麻鶏を振る舞った。元々辛いものをあまり食べない友人たちだったものの、椒麻鶏は大好評ですぐに全部食べ切ってしまった?!弗庭氓趣菈婴盲郡?、きっとたくさんの人が買ってくれるよ」。2015年秋に、友人にそのように勧められて、余さんが得意の椒麻鶏を微信(Wechat)のモーメンツや微博(ウェイボー)でPRするようになると、瞬く間に注文が殺到した。友人の提案がきっかけで、余さんは日本で寫真とは別の分野で生計を立てることができるようになったのだ。
「僕は寫真を勉強していたので、料理をする時も攜帯を片手にその過程を記録する。友人たちがきっと売れると言ってくれたので、試しに始めて、現(xiàn)在まで続いている」と余さん。本場の味にするために、余さんは成都の家族に頼んで全ての調(diào)味料を日本へ送ってもらっている。
余さんは、「日本人はあまり辛いものを食べないので、椒麻鶏が売れるかは、初めは分からなかった」というものの、意外なことにすぐに注文が入るようになり、注文數(shù)も日に日に増えていった。そして、「初めは対応できたけど、だんだん作り切れない量になった」ため、売り始めて2週間後に、數(shù)量限定で販売するようになったという。
余さんの顧客は主に日本に留學(xué)している中國人の學(xué)生で、そこから少しずつ他の中國人にも広がっていった。そして、日本人や日本在住の外國人にも広まったといい、「僕のことを知っている中國人を通して買ってくれる日本人もたくさんいる。一番忙しい時は、1カ月待ちになる」という。
◇工業(yè)化生産して商品化へ 「味を保てるかが心配」
注文が増えるにつれ、自分で作るだけでは、その需要を満たすことが難しくなった。そのため、昨年、余さんは日本でできた人脈や友人を通して投資してくれる人を探し始め、幸いなことに、すぐに協(xié)力してくれる日本の會社を見つけることができた。その會社は椒麻鶏を作る工場を新たに作り、開発に參加するよう余さんを誘ってくれた。
「今やっているのは、四川の味と日本の食材を組み合わせるやり方。中心となる調(diào)味料は全て成都から取り寄せている。作り方や味付けは僕が決め、それをデジタル化管理して、工業(yè)化生産する?,F(xiàn)在、サンプルを現(xiàn)地の食品當(dāng)局に提出して検査をしてもらっている。新商品を今年8月に発売できる予定。商品名は『辣鶏』で、タレにすることもできれば、おやつ替わりにしたり、ご飯にかけて食べられるようにしたりもできる」という。
「椒麻鶏」の商品化がもう少しで実現(xiàn)する。ただ、余さんが今最も心配しているのは、工業(yè)化生産しながらどのように本場の味を保つかで、「それは本當(dāng)に難しいこと。味の基準(zhǔn)が必ず必要で、ギャップが大きくてもだめだし、本場の味が強すぎてもいけない」という。
余さんは「今やっていることが、中國の味を海外に進(jìn)出させたり、中國の美食文化を海外で発信したりすることになっているのかは分からない。四川料理を世界に進(jìn)出させるとか、そんな壯大な目標(biāo)を掲げているわけではなく、みんなに楽しい気持ちになってもらえる味の商品を生産したいだけ。辛いものを食べない人にも、それを食べて楽しんでもらいたい。好きな寫真のほかに、『椒麻鶏』もうまく軌道に乗せることができればうれしい」と語っている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)
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