2017年6月17日、日本を軍事的に威嚇する北朝鮮の言動(dòng)が最近、目立っている。核攻撃の可能性をちらつかせ、「有事には米國(guó)より先に日本列島が焦土になる」などとも警告している。文在寅政権が誕生した韓國(guó)に対する挑発はすっかり影を潛めており、標(biāo)的を日本に変更したかにもみえる。

今年なって北朝鮮が日本を名指ししたのは、3月6日に「スカッド改良型」とみられる弾道ミサイル4発を発射した際だった。日本海に向けてほぼ同時(shí)に発射された4発中3発は約1000キロ飛行した後、日本の排他的経済水域（EEZ）內(nèi)に落下。朝鮮中央通信は「有事の際に日本駐屯の米帝侵略軍基地を打撃する任務(wù)を擔(dān)う部隊(duì)が擔(dān)當(dāng)した」と伝えた。

4月21日には朝鮮アジア太平洋平和委員會(huì)が発表した米原子力空母「カール?ビンソン」の派遣を非難する聲明の中で日本にも言及?！杆榇箨戦g弾道ミサイル（ICBM）に至るまで持つべきものは全て持っている」と主張した上、「日本列島が沈沒(méi)しても後悔するな」と、けん制した。

5月になると、言動(dòng)はエスカレートする。朝鮮労働黨機(jī)関紙?労働新聞（電子版）は2日付の論評(píng)で、朝鮮半島で核戦爭(zhēng)が起きた場(chǎng)合、「米軍の兵たん、発進(jìn)、出撃基地になっている日本が真っ先に（核爆発による）放射能雲(yún)で覆われる」と指摘。日本に対する核攻撃の可能性をにおわせた。

20日には朝鮮中央通信が「日本もわれわれの攻撃圏內(nèi)にある」との論評(píng)を報(bào)道?！笇g戦配備された核兵器を含む、われわれの全ての軍事的攻撃手段は、米本土と共に日本駐屯の米帝侵略軍基地にも精密に照準(zhǔn)を合わせ、発射の瞬間だけを待っている」と誇示した。

さらに北朝鮮の外務(wù)省は29日、主要7カ國(guó)首脳會(huì)議（G7サミット）などでの日本の対応について「われわれの自衛(wèi)的措置に言い掛かりをつけて意地悪く振る舞っている」と批判?！附瘠蓼扦先毡兢摔ⅳ朊讎?guó)の侵略的軍事対象（米軍基地）だけがわが軍の照準(zhǔn)に入っていたが、日本が米國(guó)に追従して敵対的に対応するなら、われわれの標(biāo)的は変わるしかない」として、米軍基地以外への軍事攻撃を示唆した。

6月7日には朝鮮平和擁護(hù)全國(guó)民族委員會(huì)が報(bào)道官聲明を発表。安倍晉三首相がG7サミットで北朝鮮問(wèn)題の議論をリードしたことや、海上自衛(wèi)隊(duì)が米空母2隻と実施した共同訓(xùn)練などに觸れ、「今のように日本が不屆きに振る舞うなら、有事に米國(guó)より先に日本列島が丸ごと焦土になり得る」と脅した。

一方、韓國(guó)を直接標(biāo)的にした挑発は、大統(tǒng)領(lǐng)選中から抑制気味。特に5月10日に文氏が大統(tǒng)領(lǐng)に就任して以降は、無(wú)人偵察機(jī)を飛ばす程度にとどまっている。かつての「ソウルを火の?！拱k言などは忘れたようで、樸槿恵政権當(dāng)時(shí)、朝鮮中央テレビが大統(tǒng)領(lǐng)府（青瓦臺(tái)）を攻撃する映像を流していたことなどとは対照的だ。（編集/日向）