2017年6月14日、潘基文（パン?ギムン）前國連事務(wù)総長が國際オリンピック委員會（IOC）の倫理委員會委員長に指名された。韓國?聯(lián)合ニュースなどが伝えた。

IOCは14日（現(xiàn)地時間）、ドイツ?ベルリンで開いた執(zhí)行委員會で潘氏の指名を決定、潘氏は提案を受諾したといい、トーマス?バッハ會長は「潘氏は五輪運動の偉大な友人だ」としてこれに歓迎の意を示した。

IOCは報道資料を通じ、潘氏が國連事務(wù)総長時代に倫理委員會を設(shè)立し「國連のあらゆるシステムにおいて『統(tǒng)一された倫理基準と制作』を制定した」と強調(diào)、また潘氏が中心となり策定を進めた「持続可能な開発のための國連2030アジェンダ」においてスポーツが重要な要素として盛り込まれたことなどが今回の選定理由だと説明した。

一方、指名を受けた潘氏は「國連とIOCは平和で改善された世界の建設(shè)において長きにわたって緊密に協(xié)力してきた」とし、「IOCの透明性と責(zé)任感を高めるため最善を盡くす」と述べた。

IOC倫理委員會は、2002年の冬季五輪招致の過程で米國ソルトレークシティーがIOC委員に賄賂を渡していたことが発覚したのをきっかけに発足した。IOCは9月に開く総會での投票を経て潘氏を正式に選出する見通しだ。

これについて韓國では、外交部當(dāng)局者が「（潘氏が）平昌冬季五輪?パラリンピックの成功に寄與するものと期待する」と述べるなど歓迎ムードが広がっているようで、ネットユーザーからも「クリーンなスポーツが行われるよう盡力してください。応援してます」「政治とは違う形で國に貢獻してくれると信じている」「世界が認めた僕らの誇りだ」など好意的なコメントが寄せられ、中には「ロシアのドーピングや賄賂について調(diào)べて、キム?ヨナの金メダルを取り返して」と具體的な要望を出すコメントもある。

また、潘氏が先の韓國大統(tǒng)領(lǐng)選出馬を選挙戦を前に斷念したことを受けて「やっぱりこの人は國內(nèi)政治より國際機構(gòu)での仕事が似合う」「韓國の政治にさえ関わらなければ何をしてくれても構(gòu)わないよ」といった聲も。

一方で、「でもこの人、スポーツについて分かってるのかな？」「潘さん、君が倫理だって？笑える」「何をもみ消そうかいろいろ考えてるかも」「喜ぶことじゃない。どうせまた大國の顔色ばかりうかがって終わるよ」と懸念するコメントも一部あった。（翻訳?編集/吉金）