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中國は2000億元を投じてごみの分別回収推進に取り組んでいる。寫真は中國のごみ回収。
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2017年6月20日、シンガポール英字紙ザ?ストレーツ?タイムズによると、中國は2000億元(約3兆2000億円)を投じてごみの分別回収推進に取り組んでいる。
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広東省深セン市では先月、ごみの分別制度を奨勵から強制へと変更することが発表された。ごみを分別しないで捨てた場合に罰金が科されることになる。中國政府は同市を含む全國45都市に対して年內(nèi)にごみの分別制度に関する法規(guī)を制定するよう命じており、現(xiàn)在20%にとどまっているごみのリサイクル率を2020年までに35%以上にすることを目指している。この計畫には2000億元が投じられ、ごみの収集、処理體系を含む必要なインフラ整備に用いられる。
中國では2000年から大都市でごみの分別がスタートし、色の異なる分別ごみ箱が設置されるとともに市民の意識向上が図られた。しかし、期限を設けた達成目標が十分に定められていなかったことや、中間層の拡大や電子取引の爆発的発展によって生じた大量のごみにより、分別制度はなし崩し狀態(tài)に。このため、中國政府による今回の措置に対しても一部で疑問視する聲が出ている。
一方で、新たな措置に対して前向きな見方をしている専門家もいる。今回は中央政府が地方政府に対してより大きな圧力を掛けているからだ。中國の環(huán)境に詳しい専門家は、「中國政府はこのプロジェクトを5年以內(nèi)に全國展開するかもしれない。リサイクルプロジェクトの成否のカギは、実施範囲の拡大にある。人びとはルールを學ぶと同時に、努力を続ける必要がある。ごみのリサイクルは市民の責任だ」と語っている。(翻訳?編集/川尻)
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