2017年6月21日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、経済力と軍事力を強(qiáng)める中國(guó)に対して、米トランプ政権は新たな戦略をとる必要があるとする、米誌ナショナル?インタレストの記事を伝えた。

記事は「トランプ政権の対中政策は現(xiàn)在ほぼ北朝鮮が著眼點(diǎn)になっている。しかし、中國(guó)の実力が強(qiáng)まり、地域や世界における目標(biāo)が拡大する中で、米國(guó)はより広い対中戦略の策定を必要とされている」とし、「中國(guó)が軍事力を強(qiáng)めるのは、自己の利益の脅威を撃破すると同時(shí)に米國(guó)による干渉を阻止するため。経済規(guī)模が米國(guó)に接近するのに伴い、中國(guó)は経済力にふさわしい軍事力を求めるとともに、國(guó)際秩序に影響を及ぼす真の超大國(guó)になろうとしているかもしれない」と論じた。

そのうえで、現(xiàn)在の米中関係を見(jiàn)るうえでの3つのポイントとして「現(xiàn)狀では米國(guó)の方がなお有利であり、中國(guó)は米國(guó)と直接衝突する意思がない」「中國(guó)國(guó)內(nèi)に潛在的な不安定要素が多く存在する」「多くのアジアの國(guó)が、中國(guó)の権力が大きく強(qiáng)まることへの警戒感を示している」ことを挙げた。

米國(guó)の利益を守るための長(zhǎng)期的な対中戦略をめぐって米國(guó)內(nèi)で意見(jiàn)が分かれているという。接觸を増やして中國(guó)との政治、経済における?yún)f(xié)議拡大を唱える者もいれば、予防とけん制を併用すべしとの主張もあるが、いずれも一長(zhǎng)一短とのことだ。

記事は「トランプ政権には今、中國(guó)に対して抑制と接觸をミックスした新しい戦略が必要」とし、「接觸により北朝鮮問(wèn)題や米國(guó)製品の中國(guó)市場(chǎng)進(jìn)出などの問(wèn)題で中國(guó)の協(xié)力を得る、中國(guó)によるアジア支配を阻止する、強(qiáng)くなった中國(guó)が米國(guó)の利益を脅かすのを防ぐという3つの目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)するのだ」と論じている。（翻訳?編集/川尻）