ご承知の通り、今資本市場(chǎng)のみならず、労働市場(chǎng)、技術(shù)市場(chǎng)、情報(bào)市場(chǎng)がクローバルに進(jìn)展しつつあり、これまでのように何もかも自社內(nèi)で調(diào)達(dá)するフルバッケージ型の経営から、ヒト?モノ?カネ?技術(shù)?情報(bào)といった経営資源を世界市場(chǎng)の中から最も有利なものを調(diào)達(dá)し、効率の良い経営を目指していく時(shí)代に入っている。

企業(yè)そのものの拠點(diǎn)さえも世界規(guī)模で最適地を選択し、世界的な業(yè)務(wù)提攜、合弁契約、M＆A（合併?買収）などの戦略的アライアンスによって、短期間で一足飛びに新分野への展開を切り開く経営戦略も顕著になりつつある。

言い換えれば、今や事業(yè)あるいは企業(yè)自體も一つの「商品」として戦略的に離合集散を進(jìn)めることも視野に入れて、新時(shí)代に向けて新たな構(gòu)造改革を進(jìn)めるべき時(shí)にきていると言える。

また、戦略的アライアンスが重要になってきているもう一つの背景には、今大変大きな産業(yè)構(gòu)造の変化が起こっているという事実がある。その産業(yè)構(gòu)造の変化に合わせて、どう対応していくかということを考えていかないと企業(yè)の存続は難しい時(shí)代である。

これまでの産業(yè)は、鉄鋼、非鉄金屬、窯業(yè)、機(jī)械、精密機(jī)械、電子?電機(jī)など、物理的に作り出すモノの種類によって、様々な業(yè)種に分かれていた。しかし、今変わりつつある新しい産業(yè)というものは、物理的な意味での分類から、対象とする市場(chǎng)、つまりマーケットにいかに貢獻(xiàn)できるかといった切り口での産業(yè)の分類が進(jìn)みつつある。

例えば、AI（人工知能）産業(yè)、ロボット産業(yè)、シルバー産業(yè)、ヘルスケア産業(yè)、環(huán)境産業(yè)（エコビジネス）、快適空間創(chuàng)造産業(yè)、リサイクル（資源循環(huán)型）産業(yè)、癒し産業(yè)―といった従來とは全く異なった産業(yè)の型が生まれてきている。

ちなみに環(huán)境省によると、環(huán)境産業(yè)（エコビジネス）の市場(chǎng)規(guī)模は、2014年に約105兆円4133億円（前年比約1．3％増）となり、過去最大となった。2000年との比較では市場(chǎng)規(guī)模は1．8倍となった。全産業(yè)に占める環(huán)境産業(yè)の市場(chǎng)規(guī)模の割合は、2000年の6．2％から2014年の11．1％まで増加し、環(huán)境産業(yè)が我が國(guó)の経済に與える影響は大きくなるばかりだ。

環(huán)境産業(yè)の雇用規(guī)模は、2014年に約256萬人（前年比1．6%増）となり、過去最大となりった。2000年との比較では約1．4倍となった。

このような新しい産業(yè)の型あるいはタイプが形成されていく中で、従來の産業(yè)の業(yè)種間の融合、ソフトとハードの融合、そして共同で付加価値を生みだすための仕組み、アライアンスやアウトソーシングが重要な要素として出てくると考えている。

企業(yè)がそれぞれの最も強(qiáng)いコア?コンビタンスに経営資源を集中することで、他社に任せるべき機(jī)能は他社に任せ、アライアンスやによって最も効率の高い企業(yè)同士が、お互いに補(bǔ)完し合うことで、競(jìng)爭(zhēng)力を高めていくことが必要である。そして、これは企業(yè)規(guī)模の大小を問わず挑戦できる分野である。

立石信雄（たていし?のぶお） 1936年大阪府生まれ。1959年同志社大學(xué)卒業(yè)後、立石電機(jī)販売に入社。1962年米國(guó)コロンビア大學(xué)大學(xué)院に留學(xué)。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員會(huì)委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)、財(cái)務(wù)省?財(cái)政制度等審議會(huì)委員等歴任。

北京大學(xué)日本研究センター顧問、南開大學(xué)（天津）顧問教授、中山大學(xué)（広州）華南大學(xué)日本研究所顧問、上海交通大學(xué)顧問教授、復(fù)旦大學(xué)顧問教授。中國(guó)の20以上の國(guó)家重點(diǎn)大學(xué)で講演している。

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任?！弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。