「日本の子どもは誘拐されない」と聞いて信じられなかった訪日中國人、バスの外の光景を見て…

Record China    2017年6月23日(金) 21時40分

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15日、中國のポータルサイト?今日頭條に、訪日中國人が記した日本の教育に関する文章が掲載された。

2017年6月15日、中國のポータルサイト?今日頭條に、訪日中國人が記した日本の教育に関する文章が掲載された。

中國の教育熱が非常に高いことを表す言葉に、「子どもをスタートラインから負(fù)けさせてはいけない」がある。これは、簡単に言えば子どもの教育で「出遅れてはいけない」ということだ。だが、文章の筆者は「あの子も塾に通っているからうちの子も!」という親の焦りが中國式教育観念の悪循環(huán)を生み出していると指摘。日本を訪れた際に見聞きした、日本の教育について紹介している。

筆者が挙げたのは3つの點。まずは「安全、自己防衛(wèi)」だ。ガイドから「日本の子どもは安全です。児童が誘拐されて売買されることはありません」と聞いた時に「最初は信じられなかった」というが、観光バスの窓の外に小學(xué)生が自分でランドセルを背負(fù)って登校している風(fēng)景を前に「もしそんなことがあれば、保護者は子どもを一人で通學(xué)させられると思いますか?」と言われ、信じ始めたという。中國では、小學(xué)生くらいの子どもの登下校は保護者が送り迎えをするのが一般的だ。

文章ではこの「安全」について、「人的な要因」と「技術(shù)的な要因」の2つがあると分析している。子どもを守るための法律が整備されているほか、ランドセルには反射板やGPSが取り付けられていて、事故や事件への対策が採られていると紹介。また、地域で夕方に子どもの帰宅を促す音楽を放送するなど、社會全體で子どもを守る取り組みが行われていることにも觸れた。そして、地震や自然災(zāi)害が発生する國柄、幼稚園から防災(zāi)訓(xùn)練を行うなどして自己防衛(wèi)の技術(shù)を教えている點も紹介した。文章の筆者は説明を聞くうちに、ガイドの「日本の子どもの自己防衛(wèi)能力は世界一」という言葉を信じるようになったそうだ。

次に「心身の健康」。まず、「身體の健康」について、中國では一般的に「冷えは萬病のもと」という考え方が日本よりも強く、身體を冷やさないことが重視される。中國の東北出身だというそのガイドは、冬でも子どもに薄著をさせる日本式の教育をめぐって、両親と言い合いになったことがあるという。しかし、ガイドの子どもは最初は風(fēng)邪をひきがちだったものの、醫(yī)師の言うとおりに徐々に免疫が付き、寒さに対する耐性ができてきたとのことだ?!感膜谓】怠工摔膜い皮?、日中共に禮儀やマナー、ルールを教える點は同じだが、筆者は「日本では大人が厳格にこれらを守る一方、中國では多くの人が悪いと知りながら違反する」點が異なると指摘?!赣Hは子にとって最良の教師だ」としている。

これに関連して、こんなエピソードも紹介している。ガイドの子どもは中國に帰國した際、街ですれ違う人たちにあいさつをしていたところ、祖母(ガイドの母親)にとがめられた?!赶壬隙Y儀正しくしなさいと言ったのに、どうしておばあちゃんはあいさつはダメって言うの?」と言う子どもに、ガイドは「日本では知らない人にあいさつしてもいいけど、中國では知っている人だけにしなさい」と言うしかなかったそうだ。

3つ目は「自然や社會に觸れること」。これについては、まず日中の公園の違いが説明されている。中國の公園では音楽をかけて踴るお年寄りの「広場ダンス」が流行している。その騒々しさは、若者が寄り付きたくなくなるほどだという。一方、日本の公園は「他人に迷惑をかけない」という日本人の精神が反映されたように靜かで、四季に合わせた子どもたちのイベントが行われると紹介した。訪日した筆者の最初の印象は「清潔」ではなく「靜か」だったといい、「國內(nèi)の空港も清潔。それは清掃員が掃除をするから。だが、清掃員は雑音まで掃除することはできない」としている。

また、ガイドに「日本の教育では、子どもたちが自然に觸れたり、社會を認(rèn)識したりすることが重視されている」と説明されたそうで、小さい時から遠(yuǎn)足などで近くの公園や観光地を訪れたり、社會科見學(xué)に行ったりすることを紹介。また、國會議事堂などの政府機関も見學(xué)可能だと紹介している。文章の筆者も訪日した際に國會議事堂を訪れたというが、「撮影禁止だったので私は撮らなかったが、同行した中國人がこっそり撮ってSNSにアップしていた。日本の警察の対応は敏感なものではなかったが、その中國人は彼らの自分たちに対する『信用』を利用したのだ」と、その時の出來事を報告している。(翻訳?編集/北田

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