2017年7月4日、先日発表された中國(guó)人観光客の消費(fèi)レポートに関し、銭江晩報(bào)は「便座にさよなら、中國(guó)人観光客の“爆買(mǎi)い時(shí)代”は歴史になった」と題する記事を掲載した。

中國(guó)の旅行予約サイト「●蜂窩（●＝蟲(chóng)偏に馬）」などがまとめたレポートによると、中國(guó)人観光客が今年1?4月に國(guó)內(nèi)でのショッピングに使った金額は前年同期比41．5％減の1380億元（約2兆2940億円）、海外でのショッピングは同37．2％減の277億9000萬(wàn)元（約4720億円）だった。こうした中、記事は文化?娯楽活動(dòng)への支出が急増している點(diǎn)に著目。國(guó)內(nèi)での支出が334％もの伸びを示したことを取り上げ、「中國(guó)人は何を買(mǎi)うかよりも、購(gòu)入の際の経験により関心を持ち始めた。中國(guó)人観光客の消費(fèi)は明らかに『商品を買(mǎi)う』ことから『體験を買(mǎi)う』ことへと変化している」と指摘、一例として劇場(chǎng)での観劇や美術(shù)館での作品鑑賞を挙げた。

同レポートは中國(guó)人観光客の買(mǎi)い物に対する姿勢(shì)が従來(lái)の「買(mǎi)うだけ」「価格重視」から「情報(bào)を調(diào)べた上で買(mǎi)う」「品質(zhì)重視」に転換しつつあると指摘しており、「消費(fèi)額全體に占める割合は女性の方が上だが、1人當(dāng)たりの平均額は男性の方が多い」と説明。海外での消費(fèi)額は女性が1人當(dāng)たり4780元（約7萬(wàn)9400円）だったのに対し、男性は5200元（約8萬(wàn)6400円）に上ったことを示した。

このほか、多くの場(chǎng)面で黒竜江省ハルビン市や河南省鄭州市、江蘇省無(wú)錫市といった二線(xiàn)都市の観光客1人當(dāng)たりの消費(fèi)能力が北京、上海の観光客を超えていることも判明、この原因として生活コストが比較的低いこと、可処分所得が多いことなどが挙げられている。（翻訳?編集/野谷）