2020年2月5日、華字紙?中文導報は、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が、日本の旅行業(yè)界に大きな影響を及ぼしているとする記事を掲載した。

新型コロナウイルスによる肺炎は、武漢を中心に全國に広がり、4日現(xiàn)在、世界28カ國?地域に感染している。記事は、「感染防止のため、中國政府は団體での海外旅行を禁止した。日本の旅行業(yè)界と多くの企業(yè)は本來、中國人観光客が訪日して春節(jié)を楽しむよう熱心にアピールするが、今年の春節(jié)の損失は甚大だ。新型コロナウイルスの流行が長引くにつれて訪日旅行のキャンセルが増え、日本の旅行業(yè)界は冬を迎えている」と伝えた。

日本旅行業(yè)協(xié)會は2月3日、中國からの訪日旅行のキャンセルが、中國政府による海外への団體旅行の禁止措置が始まった1月27日から3月末までで40萬人に達するとの見通しを明らかにした。中國人の団體旅行客が訪日の際、観光ビザの取得に必要な「身元保証書」の作成枚數(shù)から推計したとしている。

記事は、「観光庁が1月17日に発表した『訪日外國人消費動向調(diào)査』によると、2019年の訪日中國人の1人當たり旅行支出は21萬円。キャンセルが予想される40萬人の旅行支出が前年並みであった場合、840億円の減少になる」と伝えた。

一方で、「『身元保証書』の申請をしていないビジネス客の動向は不明。19年2～3月の訪日中國人の総數(shù)が140萬人であったことから、今年同時期のキャンセルが引き続き増加する可能性は高い」と指摘した。

関西國際空港を運営する関西エアポートは4日、3～9日の1週間で関空を発著する中國便の約4割が欠航する見通しだと発表した。記事は「こうした動きは今後、他の地方の空港でも広まるとみられる。仮に今年2～3月に訪日予定の中國人観光客の規(guī)模が昨年と同程度で、そのすべてがキャンセルした場合、日本の旅行業(yè)界への影響は3000億円に達する」と伝えている。

さらに、「打撃を受けるのは日本の航空業(yè)界だけではない。近年、中國人観光客の消費に支えられてきた百貨店業(yè)界も今年の春節(jié)はジェットコースターに乗った（業(yè)績が下降した）」とし、「日本百貨店協(xié)會が1月22日に発表した12月の全國百貨店売上高概況によると、全國の百貨店（調(diào)査対象76社?208店舗）の売上総額は前年同月比で5．0％減の6404億円で、3カ月連続のマイナスとなった。1月下旬には創(chuàng)業(yè)320年の老舗百貨店『大沼』（山形市）が倒産し、『次に危うい百貨店はどこだ』と業(yè)界內(nèi)で話題になっている」と伝えた。

また、「1月24～30日の春節(jié)期間中、日本の大手百貨店の免稅売上高は前年の春節(jié)期間（19年2月4～10日）と比べて2桁減となり、他の小売業(yè)なども消費が落ち込んだ。免稅売上高の前年の春節(jié)期間比について、三越伊勢丹では旗艦店3店舗が前年の春節(jié)期間比で2割マイナス、高島屋は15％減。高島屋は『1月29日からの免稅売上高は前年の春節(jié)期間比で3～4割減だった』と説明している。大丸松坂屋百貨店では約5％減。そごう?西武は約15％減だ」と述べた。

記事は、中國人観光客の減少による百貨店への影響について、「最近、中國人観光客の消費動向は大都市から地方の中核都市へとシフトしている。大規(guī)模な訪日旅行のキャンセルが生じれば、これらの地方都市の百貨店が打撃を受けることになる」と指摘?！咐à?、福岡市の福岡港は、外國船の寄港回數(shù)が年間200回を超え、日本で2番目に多い。新型コロナウイルスによる肺炎流行の影響で、訪日クルーズ船の運休が相次ぎ、福岡市は打撃を受けている」とした。また、「暖冬で札幌のデパートも不振だった」とも伝えた。（翻訳?編集/毛利）