2017年6月27日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は臺(tái)灣メディアの報(bào)道を引用し、蔡英文政権発足から1年で訪臺(tái)中國(guó)人が激減し、観光業(yè)は大幅な減収となっていると伝えた。

臺(tái)灣観光局が発表した訪臺(tái)者數(shù)の統(tǒng)計(jì)によると、蔡英文（ツァイ?インウェン）氏が大統(tǒng)領(lǐng)に就任した昨年5月から今4月までの訪臺(tái)中國(guó)人は287萬(wàn)4000人で、昨年同期比で145萬(wàn)6000人も減少した。

これまでは、訪臺(tái)中國(guó)人の平均消費(fèi)額が最も多かったが、今回の統(tǒng)計(jì)では日本人の平均消費(fèi)額が最も多く、1人1日當(dāng)たり227．59ドル（約2萬(wàn)5500円）となった。中國(guó)人の平均消費(fèi)額は227．58ドルで、わずか1セントだが日本人を下回った。

訪臺(tái)中國(guó)人の平均滯在日數(shù)は7日間で、観光業(yè)界の収益は700億4000萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約2600億円）減少した。訪臺(tái)中國(guó)人の減少は中臺(tái)関係が冷え込んだことと関係しており、臺(tái)灣人が中國(guó)人観光客を歓迎しないことも、中國(guó)人のボイコットを招いているという。観光局は宣伝に努めているものの、効果は限定的だ。

昨年の訪臺(tái)外國(guó)人は過(guò)去最高を記録したが、これは馬英九（マー?インジウ）前大統(tǒng)領(lǐng)の功労だった。蔡英文政権になってからは、フィリピン、ベトナム、ブルネイ、タイ、インドネシア、インドなどの東南アジアや南アジア地區(qū)からの訪臺(tái)に力を入れており、これらの地區(qū)からの訪臺(tái)者數(shù)はこれまでの65萬(wàn)9000人から96萬(wàn)1000人となり、約50％の増加となった。しかし、50％増といっても約30萬(wàn)人増えただけで、中國(guó)人観光客の減少を埋め合わせるには遠(yuǎn)く及ばないという。（翻訳?編集/山中）