2017年6月28日、臺灣の中國時報電子版は、日中両國がフィリピンへのインフラ建設(shè)などの支援をめぐって競爭を繰り広げていることについて、北京大學(xué)の學(xué)者が「日本に勝ち目はない」と論じたと伝えた。

フィリピンでは26日、日本の支援による鉄道建設(shè)事業(yè)の本格始動を記念するセレモニーが開かれた。一方、南シナ海問題でフィリピンと対立を抱える中國も、インフラ建設(shè)に巨額の投資を行う意向を示している。

記事は、北京大學(xué)國際関係學(xué)院の梁雲(yún)祥（リアン?ユンシアン）教授の話を紹介。梁教授は「中國はインフラ建設(shè)支援や資金援助によって南シナ海における領(lǐng)有権爭いの棚上げを望んでいる。これにより中國とフィリピンの2國間協(xié)議の體制が構(gòu)築され、南シナ海問題において米國の干渉を防ぐことができるからだ」とした。

一方、日本は政治的に際限なくお金を費やして中國と戦略的な競爭を進(jìn)めるのは不可能であると指摘。また、日本企業(yè)のための経済的な爭いという點から見ても、中國ほど多くの資金を持っていない上に、中國が提示している條件が非常によいものであることから中國に勝つのは難しいと説明している。

梁教授はまた、日中両國が競爭を繰り広げる中で周辺國が漁夫の利を得ようとしていると分析?！弗榨％辚豫螭违丧ゥ匹毳拼蠼y(tǒng)領(lǐng)はその最たる例であり、『原則にはこだわらない。お金さえくれれば、爭いは棚上げにしよう』という姿勢を見せて中國から大規(guī)模な援助を受けようとしている。そして、日本に対しても聞こえのいい話をすることで、各種の支援を引き出している」と指摘した。（翻訳?編集/川尻）