中國(guó)メディアの新民網(wǎng)によると、上海浦東國(guó)際空港で27日、乗客が「空の旅の安全」を祈願(yuàn)するために搭乗前の飛行機(jī)のエンジンに硬貨を投げ込んだ。エンジンは內(nèi)部に異物が入ると正常に作動(dòng)しなくなったり、最悪の場(chǎng)合には爆発する可能性がある。飛行機(jī)は検査のため、予定通り出発できなくなったという。

問題が発生したのは中國(guó)南方航空CZ380便。日本の中部國(guó)際航空を午前9時(shí)7分に出発、浦東國(guó)際空港に午前10時(shí)50分に到著した。午後0時(shí)40分には同空港を出発し広州白雲(yún)國(guó)際空港（広東省）に向かう予定だった。

エンジンにコインを投げ込んだ乗客は80歳の女性で、家族4人での旅行だった。車椅子を利用したいとの申し出があり、手助けのため中國(guó)南方航空の係員4人が付き添っていた。女性はタラップを経由して搭乗する前に、エンジン部分に近づくとコインを投げ込んだ。その場(chǎng)にいた南方航空職員らは女性の行為に気づかなかったが、他の乗客が目撃し、職員に知らせた。職員は機(jī)內(nèi)のスタッフと空港に直ちに連絡(luò)したという。

ジェットエンジンは、前部の吸気口の內(nèi)側(cè)に圧縮機(jī)という部分があり、ブレードと呼ばれる刃を高速回転させて空気を燃焼室に送り込む。ブレードが損傷した場(chǎng)合、エンジンが正常に作動(dòng)しなくなったり、最悪の場(chǎng)合には爆発する可能性すらある。新民網(wǎng)によると、関係者の1人は「地上では問題が発生しなくても離陸後にエンジンが異常を起こす可能性があり極めて危険だ」と説明した。

警察の事情聴取に対して女性は、仏教を信じており飛行の安全を祈願(yuàn)するためにエンジンに硬貨を投げ込んだと話したという。同機(jī)には乗客約150人がすでに搭乗していたが、南方航空は全員をいったん飛行機(jī)から降ろし、エンジンや周辺の點(diǎn)検を行った。乗客女性が投げたとみられる5角（0．5元）硬貨など9枚が見つかり、うち1枚はエンジン內(nèi)部にあったという。

安全確認(rèn)のために同機(jī)は5時(shí)間以上遅れ、上海浦東國(guó)際空港を午後6時(shí)16分に離陸した。（翻訳?編集/如月隼人）