フライメディア 2017年7月1日(土) 18時10分
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上海人は新しいものが大好きな土地柄で、開放的で國際色豊かな文化の刺激を常に受けている。そして流行やファッションも常に最先端をいき、全國區(qū)でブームになるころ、上海ではすでに次の新しいモノ、コトに飛びついているというくらいスピードのある市場だ。
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訪日ツアーでも曝買いから體験型への転換が話題になっているが、中國、特に上海でビジネスを成功させるには、他にはない新しいことへの取り組みとスピードが不可欠だとも言われている。
こうした上海市場を熟知し、常に新しいことを仕掛けて、店を満席にしているのが、上海で8店舗、蘇州で1店舗を展開する「そば処紋兵衛(wèi)」。上海在住の日本人には馴染みの店だが、近年は顧客層にも変化があると言う。美味しい蕎麥を上海でも食べたいと開店した1店舗目から現(xiàn)在まで、その品質をおとすことなく、「蕎麥はどの店にも負けない」と話すのは長尾光高社長(42才)。
団體のお客様にも楽しんで頂くためと、夏本番前に「流し蕎麥」を仕掛けた。當然、地元の中國人客の集客力やリピート率をアップさせるための戦略の一環(huán)でもある。もともと上海の飲食店の競爭は激しいと言われるが、近年の和食ブームも後押しして和食業(yè)界は特に激戦で、息の長い繁盛店を経営していくことは厳しい。
「第一店舗目を開店したときは、お客様の80%以上が日本人だったが、今は逆転して中國のお客様のほうが多い。蕎麥文化が上海でも受け入れられている」と紹介する長尾社長。
初めて挑戦した流し蕎麥は、全長で13mにもなり、一度に40?50名が楽しめる。日本ではなかなか手に入らない太い竹が中國では準備ができた?!溉毡兢扦猡长Δいκ长俜饯蛞姢郡长趣胜ぁC姘驻?!」、「蕎麥がよりおいしく感じる」と流し蕎麥を初體験した中國人客も大喜び。流れる水でつかみにくい蕎麥に悪戦苦闘しながらも、店內(nèi)に笑い聲が響く。
常に新しいことを提供している演出もそうだが、この流し蕎麥も長尾社長の思いつきから、1週間後には竹が店に屆いていた。このスピード感もまさに中國流。これからの飲食店は、文化や情報の発信地としての役割も求められていると、長尾社長は「まだまだ新しいことにチャレンジしていきます」と力強く語った。(提供/フライメディア)
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