2019年6月9日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)によると、中國(guó)の地下鉄は多くの都市で赤字となっており、旅客輸送量が目標(biāo)に屆いていないところもあるという。

記事によると、近年中國(guó)では地下鉄が急速に発展し、現(xiàn)在では33都市で地下鉄が開(kāi)通。すべての都市の地下鉄を合わせた総延長(zhǎng)距離は4600キロに達(dá)する。特に、この10年だけで新たに21都市で地下鉄が開(kāi)通しているという。

しかし、記事は「多くの路線が赤字になっている」と指摘する。18年には30以上の都市で6000億元（約9兆6000億円）をかけて地下鉄を含む都市間鉄道の建設(shè)が行われたが、収支バランスが取れている都市は少數(shù)だという。

記事は、「28都市を?qū)澫螭摔筏扛潘憬y(tǒng)計(jì)によると、18年に全國(guó)の都市間鉄道の1本1キロ當(dāng)たりの運(yùn)営経費(fèi)は平均で23．8元（約380円）で、営業(yè)収益は17．2元（約275円）に過(guò)ぎない。1人キロ當(dāng)たりの運(yùn)営経費(fèi)は平均0．84元（約13．4円）だが、営業(yè)収益は0．48元（約8円）だ」と指摘した。

記事によると、18年は杭州、青島、深セン、北京の4都市だけが「収支バランスが取れていた」というが、その他の24都市は赤字運(yùn)営だという。また、「18年の収支比率はわずか78％で、17年と比べ8％減少した」とも伝えた。

旅客輸送量については、19年4月の時(shí)點(diǎn)で北京、上海の1日當(dāng)たりの旅客輸送量は延べ1000萬(wàn)人を超えており、他の12都市でも100萬(wàn)人を超えているという。一方で、昆明、寧波、アモイ、東莞、貴陽(yáng)、ウルムチの6都市は、15年に國(guó)家発展改革委員會(huì)によって地下鉄建設(shè)の要件に定められた「1日1キロ當(dāng)たりの旅客輸送量が延べ7000人を下回らないこと」という基準(zhǔn)に達(dá)していないという。（翻訳?編集/山中）