2017年7月3日、北京青年報によると、広東省深セン市の地下鉄に導入された女性優(yōu)先車両に、男性客が女性客よりも多く乗車する狀況が起きている。

深セン地下鉄は6月26日、ピーク時に4路線で先頭と最後尾の車両を女性優(yōu)先とする取り組みを始めた。乗車口や連結部のドアに女性優(yōu)先を示すピンクの標識を掲示してあるが、現(xiàn)狀では女性が優(yōu)先されない狀況であるという。

6月29日夕方のピーク時に5號線の民治駅に到著した列車の女性優(yōu)先車両には38人の乗客があり、そのうち26人が男性だった。ピーク時の混雑で、女性優(yōu)先車両に乗れない女性客も少なからずいたようだ。

この狀況について地下鉄の職員は「女性優(yōu)先車両は決して法的な強制力を持つものではないし、男性を排斥するためのものでもない。性的な嫌がらせを減らし、女性を尊重する社會の雰囲気を培うためのもの。女性優(yōu)先車両であって女性専用車両ではない。ピーク時には、駅の係員が実際の狀況に応じて男性客を女性優(yōu)先車両に案內(nèi)して他の車両の混雑を緩和することもある」と説明している。（翻訳?編集/川尻）