中國で最近、「子供が夏休みに入り、面倒を見る人がいないので、週休3日にしてほしい。でも、給料が下がることは絶対に受け入れられない」と、ある男性が會社の社長にお願いしたことが報(bào)道され、大きな議論を呼んでいる。多くの人は、「夏休みに入った子供の面倒を見る人がいないのは、本當(dāng)につらいこと」との聲を上げている。しかし、話題となった男性の「お願い」は、あまりに「わがまま」ととられ、多くの人が否定的な見方を示している。銭江晩報(bào)が伝えた。

3日、読者から、微信（Wechat）のモーメンツをジャックしたこの「お願い」がどうなったかについての情報(bào)が寄せられ、なんとこの男性は首になるどころか、その會社の子供を持つ従業(yè)員全てが「2-12歳の子供がいる場合、1週間に1回、毎月3回以下を條件に、子供の面倒を見るための休暇を申請できる」という好待遇をゲットしたことが明らかになった。

その會社とは、浙江省杭州市のあるインターネット金融サービス會社で、約200人の従業(yè)員を抱えている。

「お願い」をした男性は既に、病気休暇を取っている。同社の安?最高執(zhí)行責(zé)任者（COO）やヒューマンリソースの責(zé)任者の李さんが取材に対して、男性が「お願い」をした時(shí)の狀況について教えてくれた。

「お願い」が書かれた申請書は、男性が夜中に胡?最高経営責(zé)任者（CEO）宛てに送った。男性は溫和な性格であるものの、その日は妻に「家族も子供も顧みない」と文句を言われ、勢いでその申請書を書いたという。その申請書を受け取ったCEOは落ち著いた態(tài)度で、會社の安COOや李さんを呼び、このような「お願い」は、この男性個(gè)人の問題なのか、それとも従業(yè)員全體の問題なのかについて話し合ったという。

「僕も元々技術(shù)スタッフだったので、技術(shù)スタッフはとてもストレートな性格であることは分かっている。問題を考える時(shí)もとても単純で、コンピューターのプログラムと同じく、『1』は『1』、『0』は『0』。余計(jì)なことは考えない」と安COO。そして、「その男性従業(yè)員の態(tài)度は大きな問題ではない」と話した。

多くの人が注目しているのは、夏休みに入った子供の面倒を見る人がいないという問題に直面している従業(yè)員がどれほどいるのかという點(diǎn)だ。

李さんは、「當(dāng)社もまず、その狀況について調(diào)査した。そして、従業(yè)員の約30％が子供の面倒を見なければならないことが分かった。つまり、これは解決しなければならない、多くの従業(yè)員が抱えている問題ということ」と説明する。

「私たちも、いろんな方法について話し合った。例えば、會社に子供を連れてくることを許可している會社もあることや、子供が活動できる場所を設(shè)置する會社があることなど。しかし、結(jié)局、夏休み期間中は週休3日制にするのが一番いいという結(jié)論に達(dá)した。夏休みは長くても2カ月だけなのだから」と安COO。

そして、胡CEOの許可を得て、「週休3日制」という待遇が打ち出された。ただ、それは無條件、無制限であるわけではない。李さんによると、「昨日、『週休3日制』の申請を募集し始めたばかり。そのため、何人くらい申請し、仕事の計(jì)畫にどれほど影響するかは、今のところまだ分からない」という。 （提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN）