「七七事変（盧溝橋事件）」勃発から今日で80年になる。このような特別な節(jié)目に歴史を振り返るのは、人々が現(xiàn)在を見(jiàn)極め、未來(lái)を考えるための窓を開(kāi)くものでもある。（人民日?qǐng)?bào)「鐘聲」國(guó)際論評(píng)）

「根本的に言って、どの歴史も全人類(lèi)に屬する。一國(guó)や一國(guó)の人々のみの歴史ではない」。ハーバード大學(xué)の著名な日系歴史學(xué)者?入江昭氏のこの言葉は、今日の人々が「七七事変」及びこれを発端とする日本軍國(guó)主義による対中全面侵略戦爭(zhēng)の歴史を考える際に持つべき視野だ。これは「七七事変」が20世紀(jì)の人類(lèi)の歴史の方向を変えた重大な出來(lái)事である（中國(guó)全民族抗日戦爭(zhēng)が開(kāi)始し、世界最初の反ファシズム戦場(chǎng)が切り開(kāi)かれた）だけでなく、平和と戦爭(zhēng)、正義と邪悪の死力を盡くした闘いの壯大な歴史を繰り返し見(jiàn)極めることで、人類(lèi)が運(yùn)命共同體としてより良く未來(lái)に向かうための精神の力を汲み取ることができるからだ。

80年前の侵略戦爭(zhēng)の発動(dòng)者である日本はいまだに真に歴史の贖いと、軍國(guó)主義侵略戦爭(zhēng)の被害者との和解を終えていない。その正反対に、しばらくの間というもの日本では政治の右傾化が次第に強(qiáng)まり、戦爭(zhēng)の歴史を粉飾する勢(shì)力が頭をもたげ続けてもいる。

過(guò)去1年間、非常に「インパクト」のあるニュースの數(shù)々が日本から伝わり、世界は歴史認(rèn)識(shí)における日本の「言い逃れ」心理をまざまざと目にした。稲田朋美防衛(wèi)大臣はいわゆる「対米和解」を図る真珠灣訪(fǎng)問(wèn)を終えた翌日に靖國(guó)神社を參拝した。アパホテル経営者は様々な反発の聲を無(wú)視して、南京大虐殺、日本軍の「慰安婦」強(qiáng)制連行など史実を否認(rèn)する歴史書(shū)を頑なにホテルの客室に置いた。教育勅語(yǔ)、「銃剣道」など軍國(guó)主義色の濃い歴史の遺物が再び日本の教育システムに入れられた。

歴史の否定を急ぐもう一つの面として、現(xiàn)在の日本は未來(lái)を前に不安障害を抱えている。安倍政権が平和憲法改正を急ぐのは、この心理狀態(tài)の明白な表れだ。日本右翼政治勢(shì)力にとって、歴史認(rèn)識(shí)問(wèn)題や平和憲法などは、いずれも日本の前途を阻む桎梏（しっこく）であり、これをうやむやにし、あるいは捨て去ろうと焦っている。だが歴史は歴史であり、事実は事実だ。歴史と事実は誰(shuí)にも変えられない。言うなれば、歴史の責(zé)任から逃れようとすればするほど、日本が背負(fù)う歴史の重荷は増す。歴史の責(zé)任を逃れて無(wú)理に未來(lái)を開(kāi)こうと企てれば、自ら袋小路に陥るだけだ。理由は簡(jiǎn)単だ。アジア近隣諸國(guó)も國(guó)際社會(huì)も、歴史の事実と國(guó)際正義に挑戦する日本の言動(dòng)を座視することはあり得ない。

ドイツのコール元首相が少し前に逝去した。親しい友人のユンケル歐州委員長(zhǎng)は追悼の場(chǎng)で「誰(shuí)もが第2次大戦の傷痕を癒すためのコール氏のたゆまぬ努力に深い敬意を抱くが、彼が涙を流すのを見(jiàn)たことがあるのは私だけかも知れない。その日、われわれは東南ヨーロッパ諸國(guó)のEU加盟を最終決定した。コール氏はその時(shí)『私の人生で最も素晴らしい日だ。ドイツ首相として、自國(guó)が歐州にこれほど甚大な災(zāi)禍をもたらした後、ついに歐州団結(jié)を自ら推し進(jìn)める日を迎えたからだ』と涙を浮かべて言った」と、しみじみと思い起こした?！弗畅`ル氏の涙に困惑する人はその場(chǎng)にいなかった。同じように歐州にとって最も素晴らしい時(shí)の1つだったからだ」。

コール氏の涙には、歴史に対する誠(chéng)実さも、一人の政治家としての未來(lái)を開(kāi)く責(zé)任感もある。これによって人々は、第2次大戦後ドイツが再び國(guó)際社會(huì)に認(rèn)められた理由をより良く理解できるかもしれない。今年早い時(shí)期に東京?新宿中央公園で行われた安倍政権の「憲法改正」に反対するデモで、日本の若者が掲げたスローガン「変えるべきは憲法ではなく政治だ」も想起される。どう歴史を認(rèn)識(shí)し、未來(lái)を迎えるかという鍵を握る問(wèn)題において、日本の政治家が早急に責(zé)任感を示し、変わるべきであるのは確かだ。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集NA）