2017年7月10日、韓國(guó)?ソウル新聞によると、韓國(guó)では今年に入ってから、毎月1兆ウォン（約1000億円）を超える観光収支の赤字が積み上がっている。

韓國(guó)銀行（中央銀行）によると、5月の韓國(guó)の一般旅行収入（外國(guó)人による韓國(guó)國(guó)內(nèi)での旅行支出）は9億1820萬(wàn)ドル（約1049億円）であったのに対し、韓國(guó)國(guó)民が海外旅行?出張で支出した一般旅行の支出は20億9710萬(wàn)ドル（約2396億円）と集計(jì)された。

同月の一般旅行収支から留學(xué)と研修関係分を除いた「観光収支」は11億7890萬(wàn)ドル（約1347億円）の赤字となり、過(guò)去最大を記録。これまでは中東呼吸器癥候群（MERS）感染拡大による被害が発生した15年7月の11億2600萬(wàn)ドル（約1286億円）が最大だった。

観光収支の赤字は14年12月から続いており、今年3月以降は赤字額が3カ月連続10億ドル（約1140億円）を突破。また、7日のウォン/ドル為替レート（終値基準(zhǔn)）1154．50ウォンで換算すると、1?5月の赤字額は毎月1兆ウォン（約1000億円）を上回る。

こうした中、韓國(guó)を訪れる外國(guó)人観光客は減少を続けている一方、海外に出る韓國(guó)人は増加していることから、當(dāng)分の間、観光収支の赤字は積み上がる見込みだ。韓國(guó)観光公社によると、5月に韓國(guó)を訪れた外國(guó)人は97萬(wàn)7889人で、前年同月比34．5％減少。中國(guó)、日本、フィリピン、インドネシア、タイなどからの観光客が一斉に減少した。これに対して、海外に出國(guó)した韓國(guó)人は200萬(wàn)3834人で、前年同月比で21．0％増加している。

この報(bào)道を受け、韓國(guó)のネットユーザーからは、「まずは國(guó)內(nèi)のぼったくり業(yè)者をなくしてからだ」「國(guó)內(nèi)はぼったくりが多いから海外旅行に行くんだ」「國(guó)內(nèi)の観光地に行っても、愛(ài)想が悪い」「國(guó)內(nèi)商売人の自業(yè)自得」「商売人は詐欺師だらけ」など、國(guó)內(nèi)業(yè)者への不信の聲が多く寄せられた。

また、「済州島（チェジュド）に行こうと思って経費(fèi)を計(jì)算してみたけど、外國(guó)に行くよりもはるかに高かったぞ」と、國(guó)內(nèi)旅行と海外旅行の費(fèi)用の逆転現(xiàn)象が起きていることに觸れた意見もみられた。（翻訳?編集/三田）