Record China 2017年7月11日(火) 13時(shí)30分
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臺(tái)灣メディアの風(fēng)伝媒は8日、臺(tái)灣の食文化の代表のひとつである「酒家菜」のルーツには日本文化があったと紹介する記事を掲載した。寫真は臺(tái)灣。
臺(tái)灣メディアの風(fēng)伝媒は8日、臺(tái)灣の食文化の代表のひとつである「酒家菜(ジォウジアツァイ)」のルーツには日本文化があったと紹介する記事を掲載した。
「酒家菜」を日本語に訳すならば「料亭料理」とすればよいだろうか。記事は、「酒家菜」が成立する上で決定的な役割を果たしたのが、臺(tái)灣人の呉江山氏が1921年に臺(tái)北市で創(chuàng)業(yè)した江山樓であると紹介。當(dāng)時(shí)の寫真を見るとレンガづくりの堂々たる建物で、3階建て(一部4階)だったという。建物內(nèi)には飲食店だけでなく、西洋式の浴室、理髪室、屋上庭園などもあった。
江山樓は23年に訪臺(tái)した皇太子(後の昭和天皇)を接待したことでも有名になった。擔(dān)當(dāng)した8人の調(diào)理師は1週間前から外界と隔離され潔斎沐?。à猡瑜─蚓Aけて仕事に臨んだ。その後、日本から皇族が訪臺(tái)した際には、必ず江山樓を利用するようになったという。
日本が統(tǒng)治する以前の臺(tái)灣料理は福建料理や広東料理だったが、高級(jí)料理店は少なかったという。江山樓はそれまでの臺(tái)灣料理と日本料理、さらに一部西洋料理を融合させ、臺(tái)灣の上流階級(jí)に「酒家菜文化」を提供した。記事は、「酒家菜」は現(xiàn)在の臺(tái)灣料理全般が成立するに當(dāng)たって重要なきっかけになったと主張した。
「酒家菜」は単獨(dú)のメニューを指すのではなく、冷菜の盛り合わせや揚(yáng)げ物や鍋物、炒め物など、さまざまな料理の體系だ。日本人が見ても「日本風(fēng)」と思えないかもしれないが、臺(tái)灣では「酒家菜」について、盛り付けを含めて「精緻な點(diǎn)が日本風(fēng)」と説明される場(chǎng)合がある。
臺(tái)灣では江山樓以外にも、類似した料理を提供する店が増えていったという。その一方で従來型の「福建料理店」や「広東料理店」は少なくなっていった。
酒家菜の隆盛とともに、「ナカシ(=流し)」と呼ばれる宴席を回ってギャラをもらう多くは3人1組の蕓人が多く出現(xiàn)した。3人のうち1人は歌を、1人は伴奏を、1人は接客を擔(dān)當(dāng)。使う楽器は最も早い時(shí)期には日本の三味線で、後にアコーディオンやギターなどに代わっていった。
演奏する曲は日本のものよりもむしろ、臺(tái)灣で古くから好まれる伝統(tǒng)音楽の「南管(ナングァン)」などが多く、後には流行曲が主流になったという。やはり、方式は日本風(fēng)だが、素材そのものは臺(tái)灣人の好みということのようだ?!弗圣贰工膝楗堡占挨工肭挨?980年代まで、臺(tái)灣の溫泉場(chǎng)などで大いに栄えたという。
臺(tái)灣の食文化には、味噌汁(味噌湯、ウェイズンタン)、てんぷら(甜不辣、ティエンブーラー)、のり巻きなどが日本統(tǒng)治時(shí)代から受け継がれている。また「畳文化」も継続しており、各地に畳職人がいるという。
日本の臺(tái)灣統(tǒng)治が「すべてよかった」とは決して言えない。當(dāng)局の意向に沿わない動(dòng)きは冷酷無殘に弾圧し、臺(tái)灣人に対する差別も大きかった。そして日本の第2次世界大戦敗戦後にやってきた蔣介石率いる國民黨政権は、日本色を払拭しようと懸命になった。日本語の使用禁止、日本統(tǒng)治時(shí)代の記念碑などの撤去や破壊などだ。
日本のアニメでも「鉄腕アトム」はかなり早く放送が許可され、同じSF系でも「ドラえもん」は遅れた。のび太一家などが畳敷きであることが原因だったとされる。
しかし臺(tái)灣人は「よいものはよい、悪いものは悪い」として、日本統(tǒng)治時(shí)代に流入した文化の多くを自らに合うように変形させつつ殘してきた。文化に対する姿勢(shì)は“極めてしたたか”と言えるだろう。
風(fēng)伝媒が掲載した記事は、発行日不明だが臺(tái)中政府の広報(bào)誌である「臺(tái)中好生活」の7?8月號(hào)掲載の文章の転載だという。(翻訳?編集/如月隼人)
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